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鹿児島キャンプ最初の練習試合は、今季初めてJリーグチームとの対戦となった。京都は昨季5位でリーグを終え、プレーオフ準決勝でC大阪に敗れて惜しくも涙を飲んだ。今オフにDF田中マルクス闘莉王、FW大黒将志などを補強。10年のJ2降格以来のJ1昇格を目指すことになる。エスパルスと昨季の対戦成績は、1勝1敗。手強い相手であることは間違いない。
1本目、8分に枝村匠馬のパスに、鄭大世が反転して左足シュート。ファーストシュートを放つと、ほぼ主導権を握る試合になった。コンビネーションの面で、ゴール前の精度を欠くところもあったが、昨季同様、破壊力のある攻撃は健在。結果として現れたのは、35分だった。枝村の右CKから、
「最高打点で合わせられた」
という鄭大世のヘディングで先制。さらに、42分には、ロングボールに抜け出した鄭大世から、白崎凌兵にパスが出ると、新10番を背負う男が相手GKを華麗なステップでかわして中央に折り返す。これを練習生の高橋大悟が押し込み、リードを広げて1本目を終える。
2本目は、GKが植草裕樹から六反勇治に代わった他にメンバーの変更はなかったが、一転して苦しい展開となった。センターバックに入ったビョン ジュンボンが、
「相手に押し込まれて、悪い予感がしてきていた」
と肌で感じていたように、京都の猛攻を受ける。すると7分、ゴール前のこぼれ球を寄せきれず、吉野恭平ミドルシュートを叩き込まれて1点差。さらに15分には右サイドを崩され、最後はゴール中央の大黒がDFを外してシュートを放つと、ゴールに吸い込まれた。これで同点。
「全く別のチームになってしまった」
とは白崎の言葉。1本目には作れていたシュートチャンスを1度も作れないまま、24分に9人の選手が入り、ほぼ総入れ替えとなった。
京都も同じ時間帯に選手をほぼ総入れ替えした、その直後。自陣エリア内でファウルを取られて、PKを献上。27分、キッカーの伊藤俊のシュートに、六反の予測が的中するも、ゴール左に決められまさかの逆転。
ケガや体調不良、また新卒選手が新人研修で不在と、人数も少なく、本来のポジションでプレーできない選手もおり、また練習生も加わる中で難しい状態にあることは間違いない。それでも、失点直後には、相手陣内で得たFKに杉山浩太が直接狙いバーに当たるという惜しいチャンス。また練習生の和田健太郎がGKをかわしてシュートも、左ポストに直撃するなど、得点の匂いはあった。
だが、2本目からフィールドプレーヤーに変更がなかった3本目は、さらに厳しい状態に。パスを繋ぎながらも、相手陣内深くまでボールを運ぶことはできず、チャンスは40分の金子翔太のシュートのみ。京都にこの日2度目のPKを献上する大ピンチも、ポストに助けられたという幸運を良い流れに変えることができなかった。
45分×3本のトータルスコアは2-3。
「あんなに良いゲームをしていたのに…」
と試合後、小林伸二監督は残念がった。まだ、結果を気にする段階ではないのかもしれないが、キャンプ初日に小林監督が、
「相手がどこであれチャレンジすること」
と鹿児島キャンプの目標として語っていた、その部分を最後まで表現できなかったところが悔やまれる試合となった。
※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。
●【キャンプレポート】2月1日(水)「鹿児島キャンプ初戦は、小林監督も悔しい逆転負けに」
●【キャンプレポート】2月1日(水)「選手コメント」
●【キャンプレポート】2月1日(水)「監督コメント」
●【キャンプレポート】2月1日(水)「静岡・鹿児島 交流の夕べ」
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攻守でチームの起点となった竹内涼選手 ©︎︎︎S-PULSE
先制点を決め、喜び合う選手たち ©︎︎︎S-PULSE
2点目のアシストを記録した白崎凌兵選手 ©︎︎︎S-PULSE
ハーフタイムに課題を修正 ©︎︎︎S-PULSE
角田誠選手は的確な指示でチームをリードしました ©︎︎︎S-PULSE
村田和哉選手は積極的な仕掛けで好調をアピール ©︎︎︎S-PULSE
枝村匠馬選手はMF中央でプレーし、ゲームをコントロールしました ©︎︎︎S-PULSE
左サイドで存在感を見せた松原后選手 ©︎︎︎S-PULSE