日頃より弊クラブをご支援いただいている全ての皆様、この度はクラブ創設25周年記念誌発刊にあたりまして多大なるご賛同、ご参加を賜り、厚く御礼申し上げます。

発刊にあたり、クラブの四半世紀を記すこの記念誌にはいくつかの想いを込めました。
一つには、単なる歴史を振り返るのではなく、このクラブが歩んで来た、決して平坦ではなかったその歴史を皆様がどう捉え、どのような想いで応援して来たか、ということを皆様とともにこの記念誌に表現したかったということです。そのためには「編纂直接参加型」を含め、様々な形で皆様の思いを汲み取りたいと考えておりました。
また、もう一つは事前に必要資金を公開し、資金調達を致しましたが、これはエスパルスの支援者だからこそ出来る、言い換えれば、皆様のクラブを思う気持ちの強さは日本一という私の信念で、本当の意味での「エスパルス命の方々全員で身銭を切り合って作った記念誌」という証を後々まで残したかったからです。便宜上資金が集まらなかった場合、発刊はしないと不遜極まりないことを書きましたが、私の頭の中には、皆様方がそれを許す訳がないと、その様な事態は全く想定しておりませんでした。

これから編集作業が始まります。
Jリーグの中で、リーグ創設当初より唯一、志も規模も地域密着を愚直なまでに貫き、皆様とともに苦楽をともにしながらここまで何とかやってこられた貴重なクラブの足跡を、これから皆様と１ページ１ページ、丹念に描きこんでいければ幸いです。そして、この記念誌が語りかけるエスパルスを通じて、今のトップチーム、育成、普及、クラブ職員全員が、その貴重な歴史の上に今があるという自覚に立ち、これから先、半端な仕事は絶対に出来ないという責任感にも繋がっていく端緒にしなければならないとも思っております。

重ねて、皆様の熱い思いとご支援に深く感謝を致します。ありがとうございました。


株式会社エスパルス
代表取締役社長　左伴繁雄