【キャンプレポート】2/6(水)磐田戦レポート

2019/2/6

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風もなく温かい日差しが降り注ぐサッカー日和で行われた静岡ダービー。試合前日には、ヤンヨンソン監督は「明日の試合も『良い練習』と捉えて臨んでいきたい」と話していたが、やはり試合が始まると、熱い試合になった。

序盤にピンチはあったものの、試合が落ち着くとサイドからの攻撃が光った。8分には左サイドに入った中村慶太からのクロスに鄭大世が中央に走り込む。これは上手く合わなかったが、鄭大世が「めっちゃ良いボールだった」と声をかけたように得点への形が見られたシーンだった。9分には、逆サイドのエウシーニョからのクロスに鄭大世がボレーで合わせるが惜しくもゴールの上。新加入の両選手が持ち味を見せた。また、24分には最大のチャンス。鄭大世の落としを受けた滝裕太が、ディフェンスの間を突破しGKと1対1に持ち込むが、これはセーブされてしまう。

エンドが代わり2分。左サイドから滝のクロスに中央で鄭大世のヘッドはゴールの上。続いて8分には中村のスルーパスに滝が抜け出し、ゴール前に鋭いボールを転がす。ファーから鄭大世がすべり込むが、わずかに届かない。前半には、中盤でボールが上手くつながらないこともあったが、2本目は最初から決定機を作り出した。ただ、ここでゴールが決められず、流れは磐田に転がり始める。

20分、アダイウトンに右サイドでボールを持たれ、ミドルシュートはポスト直撃で肝を冷やすことに。その直後だった。磐田のサイドチェンジからエレンにボールが渡ると、フリーの状態でクロスを上げられる。エスパルス守備陣のマークはガタガタだった。ファーでロドリゲスに頭で合わされると、ボールはゴール左隅に飛び込んだ。

ヘナトアウグストに代わり、六平光成が投入される。その六平がボールを落ち着かせるなど、流れを引き戻す。24分には、中村がカットインからミドルシュート。これはクロスバーを直撃。33分には、金子翔太のクロスに鄭大世がヘディングもわずかに枠に届かなかったが、得点まであと一歩のところまでは来ている。

得点への機運が高まるなか、結果を出したのはセットプレーだった。37分から出場の石毛秀樹が、左コーナーにボールをセット。ゴール中央へのボールに、後ろから勢いよく飛び込んできたヴァンデルソンが競り勝ち、ゴールに押し込んだ。これで同点。43分にもほぼ同じ状況で、石毛のコーナーキックからヴァンデルソンが頭で合わせるが、今度はGKのセーブで逆転とはならなかった。それでも、エスパルスにとっての新たな武器になる予感を漂わせながら2本通算90分が終了。

メンバーを大幅に入れ替えた3本目は、攻撃陣の頑張りが目立った。得点が決まったのは開始からわずか4分。石毛の縦パスに、楠神順平がスルー、動き直して西澤健太の落としを受けた楠神がGKと1対1からループシュートを決めて3本通算2-1と逆転。前日に取り組んでいた練習、そのままの形だった。さらに19分には西澤がPKを決めて突き放した。守っても、26分には相手の直接FKを西部洋平がファインセーブで凌ぐなど無失点。終了間際に髙橋大悟の惜しいシュートを放ったところで試合終了。今季初の“ダービー”は3本合計3-1で勝利。今年もルヴァンカップを含め4度対戦するダービーは、幸先の良いスタートを切ることになった。

※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。

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