4月25日(火)と4月26日(水)にエスパルスが静岡市との交流事業の一環として実施するホームゲーム招待企画『静岡市小・中学生招待事業』のお申し込み御礼と子どもたちにエスパルスを身近に感じてもらうことを目的として、北川航也選手が静岡市立西奈小学校(5,6年生237名)を、ディサロ燦シルヴァーノ選手、菊地脩太選手が静岡市立賤機南小学校(5,6年生194名）を訪れ、交流を深めました。

　西奈小学校では、北川選手が自己紹介をした後、華麗なリフティングテクニックを披露。児童たちから大きな歓声があがり、その後代表の児童たちとパス交換をしながら交流をした後、先生からの質問に答える対談形式で、自身の小学生の時の様子やプロになるまでの道のりについて振り返りました。

　2つ上の兄の影響でサッカーを始めた北川選手。ボールを触ることが大好きでとにかく負けず嫌いだったと当時を思い出すように話す姿が印象的でした。

　どんな小学生時代だったかと聞かれると、「サッカーの練習に行くときもトレーニングをしにいくというよりは、友達と遊びに行く感覚に近かった。」と話し、いつごろからプロを目指したかという質問については、「中学のジュニアユースに入ってから真剣に考えはじめました。練習が終わっても暗くなるまで残って練習をしていましたね。」と当時を語りました。

　逆につらい経験については、「試合に勝てないこと、結果がでないことが一番つらい。応援してくださっているサポーターの悲しい顔を見るのは本当につらいです。ただ、勝つことによってそれが解消される。勝ってみんなが笑顔になることが嬉しいので、サッカーを続けていけていると思う。」と話しました。

　その後、児童たちからは「エスパルスに復帰した時の気持ちはどうでしたか？」、「エスパルスの選手同士は仲が良いですか？」、「試合中どんなことを考えていますか？」「今までで一番印象に残った試合は何の試合ですか？」など次々と質問が挙がりました。

　その一つ一つに北川選手は丁寧に対応し、「エスパルスでサッカーができることは誇りであると共にモチベーション。素直に嬉しかった」と振り返り、「選手同士でよく食事に行ったりと仲は良いです。ただ11人しか試合に出ることができないので、切磋琢磨するライバルでもあります。」と答えました。

　最後に夢を叶えるために必要なことはと聞かれると、「サッカーだけやっていてはプロにはなれない。好き嫌いせずに食事をすること、勉強をおろそかにしないことなど、当たり前のことを当たり前にやることが大切。」と自身の経験を踏まえ力強くメッセージを送ると、それを聞く児童の皆さんの真剣な表情が印象的でした。

　最後に北川選手から「スタジアムで待っています！みんなで応援にきてください！」とメッセージを送り終了しました。

　賤機南小学校では、初めにディサロ選手と菊地選手が自己紹介し、代表児童とパス交換やリフティングパスを行いました。プロ選手のパスを受けた児童たちはとても嬉しそうな表情を浮かべていました。その後、先生からの質問に答える対談形式で、自身の小学生の時の様子やプロになるまでの道のりについて振り返りました。

　小学校３年生からサッカーを始めたというディサロ選手は、夢を叶えるために大事なことは、「夢に向かって向上心を持ち続けること」「楽しむことと時間を費やすことが大事」と語りました。そして、自身の夢を支えてくれた母について、「無条件に愛してくれる存在」「今でも困ったら相談している」と語り、自信を支えてくれている存在の大切さを小学生に伝えてくれました。

　菊地選手は、「楽しんで一生懸命やる」「夢を恥ずかしがらずに伝える」と語ってくれました。小学校の卒業文集でプロになることを書き、夢を叶えた菊地選手の様子は、これから卒業文集を書く６年生に良い刺激となりました。

　代表児童からの質問にも笑顔で答えた両選手。「どのくらいご飯を食べますか」という質問には、「炊飯器2合は食べる」と答えたディサロ選手。菊地選手も負けずと、「高校生のときには4合食べていた」と児童たちを驚かせました。

　最後には、選手からのサプライズじゃんけん大会で会場は大盛り上がりを見せました。代表児童からお礼の言葉を受けた両選手は、「みんなが観に来てくれると嬉しいです。スタジアムで会うことを楽しみにしています。」とメッセージを伝えました。