『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校、高等学校を訪問し児童と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開いたします。

11月16日(木) 静岡市立井宮小学校にて、クラブパートナーの東海澱粉株式会社よりゲスト講師2名を迎え『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ～食品商社編～」を実施しました。

授業のはじめに、エスパルスのマスコットキャラクターや選手についてのクイズを行いました。エスパルスに興味を持っている生徒も多く、すぐに答えが出てきました。その後エスパルスとパートナー企業、地域とのつながりなどを紹介。そして、東海澱粉の山崎さん、松岡さんをゲスト講師に迎え、「仕事をする時に必要なチカラや大切にしていること」について学びました。パートナー企業としてエスパルスとどのように関わっているか、また2人が仕事をする上で「必要なチカラ」は何かなど、分かりやすくお話していただきました。

澱粉は、「タピオカ」や「パン」、「唐揚げ」など私たちにとって身近な様々な食品に使われています。また食品に限らず「ガムテープ」や「ダンボール」など幅広い用途にも使用されており、私たちの生活に欠かすことのできないものです。

また、澱粉の原材料には、日本で栽培することのできないものもあり、世界のいろいろな国から輸入されていることなどの説明を聞きながら、生徒たちは、実際に澱粉に触れながら学びました。これからの時代に、環境に配慮した食品が求められていく中で、東海澱粉が取り組むSDGsについてもタイの工場の実践例の話を、児童たちはメモを取りながら真剣に聞いていました。

次に東海澱粉の2人からそれぞれの仕事内容と仕事をする時に大切にしていることを教えてもらいました。

まず松岡さんは、「私は、みんなが安心して働けるために、社内の仲間をサポートしています。私が特に大事にしているのは新しいことを生み出す【創造力】です。新しい商品を開発するとき、世の中色々と変わっていく中で、どのように対応していこうか、今までとどこを変えていこうかと創造力を働かせています。」と答えてくれました。

次に山崎さんは、「私は総務課という場所で仕事をしています。会社で働く人たちの環境を整えたり、気持ちよく仕事ができるようにサポートしたりする事が仕事です。私の仕事では「分かりやすく伝える【発信力】を特に大切にしています。専門的な仕事なので、会社で働いている人が総務課に聞きたい事があって聞く事は、何をどのようにしたらいいのかわからない事を聞く事が多いです。その為、どのような事を知りたいのかしっかり確認して、分かりやすく伝える事が大切だと考えています。」と答えてくれました。

質問コーナーでは「どんな仕事が大変ですか」「やりがいを感じるときはありますか」「どんな時、仕事をしていて楽しいと思いますか」と児童から次々に質問が寄せられましたが、山崎さん、松岡さんは仕事の経験談を交えながら、質問に対して一つ一つ丁寧に答えていました。

最後に、山崎さんから「これからたくさんの仕事を学んでいくと思います。自分が興味をもったことについてはより深く学んで、１０年後就職活動をしたときに、私の話を思い出してもらえると嬉しいです。」メッセージをいただき、授業を締めくくりました。