NEWSニュース

【2024鹿児島キャンプ2日目】トレーニングレポート・選手コメント

トレーニングレポート

鹿児島キャンプ2日目。今日から『鹿児島ふれあいスポーツランド』でのトレーニングが始まった。朝は曇り空だったものの、午前練習開始とほぼ同時に雨が降り始め、次第に雨足が強くなり、一時は雷の音も聞こえるほどの悪天候に。ただ、「雨のことだとか吹き飛ぶぐらい激しいトレーニングをしているし、みんなで盛り上げてできている」と吉田豊が語ったように、雨にも負けずハードな練習メニューをこなした。


午前練習はフィジカルトレーニングが中心。リフティングで身体を温めた後は、器具を取り入れながらの筋トレや体幹トレーニングで刺激を加えた。スタッフの声も通らないほどの土砂降りになってきた頃、シャトルランを実施。昨年10月の負傷(右腓骨骨折)以来のチーム練習完全合流となった森重陽介は「良い走りができた」とグループの先頭で軽快な走りを見せた。最後はスリッピーなピッチでパス&コントロールの練習をして、フィールドメンバーは1時間半程度の午前練習を終了。GK陣はその後も約30分間ピッチに残り、練習を続けた。


午後は室内での短いミーティングからスタート。定刻通り15時30分にはグラウンドに移動し、タッチ数制限付きのドリブルリレーや4人組でのロンド(鳥かご)などボールに触れながら次第に負荷を上げていった。ロングパス交換では雨の中でも成岡輝瑠がピタリとボールをトラップし、チームメイトから「ナイス!」と声が上がる場面もあった。


1対1の対人練習では、秋葉忠宏監督が日頃から「目の前の相手に負けないこと」と話すように、白熱した攻防が見られた。サイドから2対1の状況でクロスを上げる形での攻撃練習を行った後は、ペナルティエリア手前の位置から1対1、2対1、3対2、3対3と徐々に人数を増やしながら、ショートカウンターを想定した攻守の練習。秋葉監督からは、数的不利の状況からいかに守るかについての指示が飛んだ。フィールドプレーヤーは約1時間半みっちりと練習をこなして終了。GK陣は午後も追加で約40分の練習をこなし、グラウンドを後にした。


選手コメント

吉田豊選手

©︎︎︎S-PULSE

(鹿児島キャンプで)これだけ雨が降ることは僕の経験上あまりないので、驚いている。でも、雨のこととかが吹き飛ぶぐらい激しいトレーニングをしているし、みんなで盛り上げてできている。こういう状況で試合をすることもあるので、あまり気にせずに、ただケガのところだけは気をつけながらハードな練習をやっていきたいと思う。


走りにしても1対1にしても、やっぱり若手には負けてられないと常に思っているし、それが自分のエネルギーでもある。1年間を通してそういった気持ちでやっていくことが大事だと思うし、その姿を若手が見て「ジジイには負けられない」って思ってくれれば、より強いチームになっていくと思うので、大変だけど頑張りたい。


今季は自分の新たな挑戦として、今までのようにプレーで見せるだけでなく、言葉でも若手たちに伝えていくことを意識している。言葉で伝えるのはあまり得意ではないけど、チームもそういった部分で自分を必要としてくれているので、チームがより良くなるためにチャレンジしていきたい。


チームとして今年一番変わったのは、フィジカルトレーニングの中で走りが多くなったこと。量の部分はキャンプ中の2試合(山形戦、磐田戦)でも示していきたいし、戦術的な落とし込みもまだまだやっていくと思うので、その成果をトレーニングマッチにぶつけたい。


森重陽介選手

©︎︎︎S-PULSE

今日から完全合流で、みんなとサッカーができて楽しい。(離脱中の)約3カ月はすごく長かったので、もうケガをしないようにしたい。キャンプ前にオフがあったので、今日の練習はコンディションを戻すことがメインだったが、自分としても良い走りができたし、良いキャンプのスタートが切れたと思う。


鹿児島キャンプは2年目。環境が素晴らしく、ご飯も美味しくて、昨日の夜は鰻が特に美味しかったし、今朝はたくさんのフルーツを食べることができて幸せだった。昨年のキャンプは慣れない部分が多かったけど、今年は自分の長所をしっかり生かして開幕に向けてアピールしていきたい。


一番見せたいのは決めきるところと、守備の強度。守備については昨年スペインに行った(※RCDマヨルカの練習に参加)時の経験から、自分の中での基準が上がったと思っている。もう足のケガは万全なので、前からの守備で違いを見せていきたい。


ニュース一覧

あなたにオススメのニュース