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【2024鹿児島キャンプ3日目】トレーニングレポート・選手コメント

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トレーニングレポート

鹿児島キャンプ3日目の午前も、雨が降る中でのトレーニングとなった。まずはアップがてらポジションを入れ替えながらのパス交換。距離感やパスの強弱を意識しながら丁寧にボールをつないでいった。


その後は前への推進力を意識付けるための段階的なメニュー。まずは3人一組でラグビーのように手でボールをパスしながら前進するリレー。最後の選手はヘディングで次の組にボールを渡すルールだったが、ポジションを入れ替えながら走るため、「誰がヘディングをするのか選手で決めて」と市川大祐コーチの指示が飛び、積極的なコミュニケーションが促された。続いては同じ距離を足元のパスでリレー。さらには中央の選手を飛ばしてサイドを使う、人数を増やすなど都度ルールが変わっていき、身体への負荷はもちろんのこと、瞬時の状況判断が求められ、頭も使いながらのパス交換となった。


それからピッチを縦長に分割したエリアで、3対3+2サーバーで攻守の切り替えの意識を身体に染み込ませ、その後はピッチを広く使った4対4を実施。フィジカル面も鍛えながら、先ほどの練習で意識づけた「裏への飛び出し」を広いコートで実践していった。


午後は室内でミーティングを行い、15時50分頃から全体練習がスタート。直前まで降っていた雨は止んだものの、少し気温が下がり肌寒い中、パス交換や柔軟、走りなどで念入りに身体を温めた。


その後、ミニゴールを用いた7対7を行ったのち、短い時間でメンバーを入れ替えながら紅白戦を実施。途中、秋葉忠宏監督からはプレスを掛けにいくタイミングなどの指示が出された。午前練から負荷の大きいメニューが続いていた中でも、軽快な動きを見せたカルリーニョス ジュニオは、「キャンプは身体を追い込む時間。苦しいとは思うが今追い込むことで開幕から良い状態でプレーできる」と意欲的だった。


約1時間半の全体練習を終えた後は、バス出発までの間に自主練習の時間が設けられ、シュート練習やリフティング、ジョギングなどで各々が身体を動かし、グラウンドを後にした。

選手コメント

カルリーニョス ジュニオ選手

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キャンプは身体を追い込む時間なので、苦しいとは思うが、今しっかり追い込むことで開幕から身体が軽くなり、より良い状態でプレーすることができる。今現在もコンディションは良い状態だが、みんなでさらに追い込んで良いコンディションを作っていきたい。


また、新加入選手も入ってきたので、昨季からどこを改善すべきかチームみんなで共通認識を持つことが大切。新加入選手たちにもどんどん情報を共有して、それをピッチで生かしていきたい。


(ブラジル人選手が一人の状況が続いているが)僕自身、エスパルス在籍も長くなっているので、自分なりのコミュニケーションの取り方というのは実施できている。もちろん通訳もいて、みんなとコミュニケーションを取りながらできているが、(加入が決まった)ルーカス ブラガ選手には早く合流してほしいなと思う。ブラガ選手に会ったことはないが、加入が決まってメッセージでのやり取りはした。映像を見る限り良い選手だと思うし、エスパルスに打ち解けてもらえたらと思う。


僕自身の今季の目標はJ1昇格。そこを目指してやっていきたい。


宮本航汰選手

今回のキャンプはミーティングが多く、昨季出た課題や良かった点を新加入選手含めみんなで共有している。キャンプに入ってからより戦術的な部分の擦り合わせが増えてきているので、これからさらに選手同士でも意見が飛び交うと思うし、自分も含めいろいろ話しながらチームとして一つになれるようにしていけたらと思う。


今年これだけ強度が高い練習や走り込みをやっているのは、昨季の課題がそこにあるということ。90分間最後まで走り切る、サボらないチームになることは大事だと思うし、きつい練習をやった分だけ自分たちの絆だったり、得られるものは多いと思いながらやっている。また、自分自身のプレースタイル的にも、頑張るところや気持ちの面で弱さを見せないことはアピールできる部分だと思っている。


自分ももちろんだが、ボランチで出た選手が1試合に1つでも得点に絡むプレーを出せるようにしていきたい。そうすることでボランチの価値というか、大切なポジションであることを結果とともに示していけると思う。


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