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【2024鹿児島キャンプ4日目】トレーニングレポート・選手コメント

トレーニングレポート

鹿児島キャンプ4日目の今日は、翌日にトレーニングマッチを控えていることもあり、2部練習から1部練習に変更。土曜日とあって練習見学に訪れた多くのエスパルスファン・サポーターに見守られながら、10時の練習開始から精力的に汗を流した。


柔軟などを取り入れたウォームアップののち、4人組でのパス&コントロールでじっくりと身体を温めると、続いてはゴール前の狭いエリアで3対2の攻守の練習。攻撃側はサイドを広く使って崩すことを意識し、守備側には素早い対応が求められ、秋葉忠宏監督は時折プレーを止めながら細かな指示を送った。


その後はトレーニングマッチに向け、セットプレーの練習を入念に実施。左右のCK、FKだけでなくロングスローへの対応も綿密に確認した。直接FKの練習では山原怜音が精度の高いキックでネットを揺らし、観客からは拍手が沸き起こった。山原は「FKの感触はすごく良かったですけど、理想はCKでもFKでもゴールを生み出すこと。もっともっと質を高めていきたい」とさらなる意欲を示した。


全体練習が1時間半程度で終了すると、午後の練習がオフになったこともあり、多くの選手が自主練習を行った。ピッチの約3分の1のスペースでゴールを用いて3対3を実施した選手もいれば、シュート練習やヘディング練習など各々が課題の克服に取り組んだ。


今季の練習試合はここまで高校生、社会人、J3と徐々に対戦相手のカテゴリーが上がってきており、明日は同カテゴリーの山形が相手となる。北爪健吾は「勝負強さを身につけるには、ゲームが一番わかりやすい。勝利にこだわるし、内容も含めて相手を上回れるようにしたい」と抱負を述べた。


選手コメント

北爪健吾選手

ここまで今日以外はみっちり2部練が続いていて、秋葉さんらしいキャンプだなと感じている。ミーティングもしっかり積み重ねていて、昨年の良かったところと、これからパワーアップするために必要なところを、攻撃、守備、セットプレー、ピッチ外も含めすべてにおいて、様々な観点から振り返って頭の中を整理している。


昨年を経験した選手としては、悔しさや足りなかった部分を周りに伝えていくことも役割だと思っている。新加入選手たちは本当に野心があって、若くて上手い選手ばかり。一緒にプレーできるのは本当に楽しみだし、いろいろなことを学ばせてもらっている。ただ、若い力に負けないように自分らしく頑張りたい。


個人としては、スピードだったり運動量だったりストロングが分かりやすいタイプの選手なので、どんな使われ方でもチームの助けになるような自分らしいプレーをしたいと思っている。もちろん数字の部分での結果にもこだわっていきたいし、もっとゲームを動かせるような、チームを勢いづけられるようなプレーを見せていきたいので、見ている方にはそこを楽しみにしてほしいと思う。


山原怜音選手

今季始動してからここまではコンディションを上げる練習や対人メニューが多かった中、今日はセットプレーに多くの時間を費やした。セットプレーもシーズンを通して戦っていく上では重要な部分だし、充実した時間になったと感じている。個人的にはFKの感触はすごく良いが、CKや(味方に合わせる)FKでもゴールを生み出すためにもっともっと質を高めていきたい。


明日の試合ではサッカーの本質的な部分、走るところや球際のところで一つひとつ勝っていくことが重要だと思う。その中でも特にキャンプに入ってからは、ゴール前に押し込んだ後の攻撃の練習が多く取り入れられている。ゴール前での崩し方や点の取り方も含め、サッカーの原則の部分を忘れずに試合に臨みたいと思う。


まだプレシーズンなので試合の中で課題が出ても良いと思うが、勝利が自分たちの自信につながるし、それが開幕以降の結果にも結びついていくと思うので、結果については意識しながら頑張りたい。その中でも自分は攻撃に多く関わることが特徴なので、そこをプレーで示していきたい。


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