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【2024鹿児島キャンプ10日目】トレーニングレポート・選手コメント

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トレーニングレポート

鹿児島キャンプ10日目、『鹿児島ふれあいスポーツランド』でのトレーニングは最終日を迎えた。当初の予定だった2部練習から1部練習に変更となり、約1時間半、明日の磐田とのトレーニングマッチに向けた最終調整を行った。


ウォーミングアップを終えた後は、ペナルティエリア付近の狭いエリアで3対2の練習。攻撃側はサイドに持ち込んで中央の選手に合わせる形を反復し、ディフェンス側は強度の高い守備で対応した。


その後はフルコートを使って立ち位置を確認。どのように守備をはめていくのか、相手攻撃時のクロスの対応など、細かな確認を入念に行った。最後はセットプレーの練習を実施。CKやFKの対応を攻守において確認するとともに、守備側がクリアした後のボールを拾い直して二次攻撃につなげる意識付けも徹底された。


全体練習を終えた後には、キャンプ期間でお世話になった鹿児島のボランティアの方々と選手・スタッフみんなで記念撮影を行った。


今回11日間のキャンプにおいてトレーニングマッチを2試合だけ組んだ意図について、「試合が多くなると、調整・ゲーム・回復のパターンが続き、落とし込みの時間が少なくなってしまうため」と話していた秋葉忠宏監督。その分、フィジカルトレーニングや強度の高いメニュー、戦術面の擦り合わせなどに時間を割き、「かなり走ってみんなしんどい思いをしていると思うが、『ONE FAMILY』という言葉がぴったり合うように、チームの絆みたいなものが醸成されてきている」(秋葉監督)とキャンプの手応えを口にした。


その成果が試されるのは明日の『静岡ダービー』。「練習試合であっても負けられない相手。気持ちの部分や球際の部分で負けてはいけないし、勝負へのこだわりを強く持って、新しく入ってきた選手や練習生にもそういった熱を伝えられるようにして、勝ちます」と宮本航汰。キャンプの集大成として、結果と内容の両面を追い求めていく。


選手コメント

住吉ジェラニレショーン選手

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今回のキャンプは戦術面の落とし込みの部分が多かったが、(乾)貴士くんやゴンちゃん(権田修一)など主体となって発言してくれる選手がいて、秋葉(忠宏)監督も何度もミーティングをやってくれたので、選手同士で意見交換をしながらチームとして良い落とし込みができたと思う。


秋葉監督からミーティングで言われることは、水戸時代と大きな変化はなくて、「水戸の時もこの海外の映像見たな」とか「あの時もこんな話をしていたな」と、僕としては秋葉監督がやりたいことを再確認する時間になった。


もちろん水戸時代からブラッシュアップされている部分もあるが、守備陣に一番求められるのは準備のところ。前からプレスに行って相手陣地でボールを奪うサッカーをするためには、ディフェンス陣は後ろの広大なスペースを常に意識していなければいけない。相手にボールを奪われてもすぐに奪い返して攻撃につなげられるよう、クリア、ロングボール、身体の入れ方、ステップなどの細かい部分から、攻撃に結びつけることを常に考えるようにしている。キャンプを通してそういう練習が多かったし、もちろんJ2にはボールを持つのが上手いチームもあるので、後ろで構える守備のやり方も確認した。


磐田戦では時間配分やゲームマネジメントのところも意識しつつ、引き続き今の全力を出せるようにいつも通りプレーすることを心がけたい。課題は毎試合出るものなので、明日出た課題をまたみんなで話し合って、開幕に向けて意思統一していければいいと思う。


梅田透吾選手

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今年のキャンプは、かつてないぐらいの練習量だった。身体的にはきつかったが、ここまでケガをせずに練習できていることが一番。今までの自分はすぐに疲れが出てしまって練習量をこなせないのが課題だったが、それを今回のキャンプで乗り越えられたのは大きいし、その成果が今後表れてくれたらいいなと思う。


ここまで頑張れたのはやっぱりGK陣で良い競争ができているのが大きくて、若手でお互いを鼓舞しあいつつ、そこにゴンちゃん(権田修一)がいるので、楽しくやりながらも、やるべきところはちゃんとやろうという良い雰囲気ができている。


チームのことで言えば、今年からGKコーチが2人体制になったことも大きい。例えばフィールドの選手と一緒に練習をする時、どちらか1人は必ず近くにいてくれるので、分からないことがあった時にすぐ確認できる。それはどちらのGKコーチに聞いても同じで、きっと2人で練習の目的やチームのやり方をしっかり共有しあってくれているのだと感じるし、そのおかげでとてもやりやすい。


GK陣だけでなくチーム全体としても若くなったので、明日の磐田戦でどれだけできるか楽しみ。個人的には、「試合に出たい」という気持ちだけは人一倍持っているつもりなので、試合に出るために競争にも負けたくないし、しっかりアピールしていきたい。


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