『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し、児童・生徒と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。
「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開しています。
元プロ選手から学ぶ! 楽しむこと、自分から行動することの大切さ
今回の授業は、静岡市立服織小学校6年生145名を対象に清水エスパルスJrユースコーチの渡辺 誠が講師となり『エスプラス ~元プロサッカー選手編~』のキャリア教育授業を実施しました。
授業のはじめには、クイズを交えながらクラブについて紹介しました。エスパルスのことは多くの子どもたちが知っていて、クラブマスコットや選手についての質問に、元気よく答えてくれました。
続いて、渡辺より「プロサッカー選手として大切にしていたこと」について講話がありました。子どもたちに、「自分の夢について、隣の友達やまわりの人と話してみよう」と話し、簡単なアイスブレイクを行った後、渡辺コーチは「楽しむ」「楽しませる」「結果を出す」とキーワードを挙げ、幼少期のエピソードを交えながら、自分が「楽しむ」ことが根本にあるけれど、プロとしてサッカーをするからには、お金を出して見に来ている人に「楽しんでもらう」、そしてやはり勝って「結果を出すこと」を意識していたと、現役時代の考え方について丁寧に話しをしました。
また、現在の仕事について紹介しながら、社会出て必要な4つのチカラについて話しました。一番大切だと考えるチカラについては、「行動力」を挙げ、「今日できなくても、明日できるかもしれない。やる・やらないではなく、失敗を恐れずやることが大事。」「やるのは他人ではなく自分。自分の行動次第で未来は変わることを忘れないで欲しい。」とメッセージを送りました。夢を叶えた渡辺コーチの力強い言葉に、どの子も真剣に聞き入っている様子でした。また話の中では、稲盛和夫(KDDI創設者)の言葉を引用し、「人生の成果は、考え方(-100~100)×熱意(0~100)×能力(0~100)」であると話しました。「考え方がマイナスだと全てが台無しになってしまう。」と、考え方の大切さを子どもたちに伝えました。
質問コーナーでは、「なぜエスパルスのJrコーチをやろうと思ったのか」「現役時代強いと感じた選手は誰か」「サッカー選手をやっていて嬉しかったこと」など多くの質問があがりました。「なぜサッカー選手になったのか」という質問に対しては、渡辺コーチが小学校6年生のときにJリーグが開幕し、当時日本ではサッカーがとても盛り上がっており、自然とサッカーをしていたと幼少期を懐かしく話してくれました。
最後に代表の児童がお礼の言葉を述べ、全員で記念撮影をして講演会は終了となりました。
静岡市立服織小学校の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。