「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業として実施している『エスプラス』は、エスパルスの選手、スタッフ、また地元企業の社員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し児童生徒と共に学ぶ‘ホームタウン次世代育成プロジェクト’。2021年度よりホームタウン静岡市に加え、ファミリータウンでも授業を展開しています。
11/13(水) 静岡市立城北小学校にて、高木 践選手を迎え、「エスプラス~サッカーを科学的に考えてみよう~ 」を実施しました。
シュート時のボールの速度や、GKがボールに反応するまでの時間は?
最初に、エスパルスについての簡単な紹介を行った後、高木選手が自己紹介を行いました。高木選手は勉強は苦手な子どもだったようですが、サッカーと勉強の両立を頑張って、大学にも進学したことを話してくれました。その後、子どもたちは「サッカーを科学的に考えてみよう」をテーマに、サッカーと算数・理科との関わりを、高木選手と学んでいきました。
「シュートと算数の関係」では、ゴールまでの距離やボールの速さを知り、「みちのり÷速さ=時間」の公式を使って、PK時のGKの反応速度(時間)について考えました。シュート時のボールの速さを知るために、小学生3名と高木選手がシュートを披露しました。プロのボールスピードや衝撃音を目の前で体感した子どもたちからは、「速い!」「すごい!」など感嘆の声が上がりました。
サッカー選手の秘密のトレーニング!?
次に、「シュートと理科の関係」では、身体の構造や、サッカーに必要な筋肉について学びました。「サッカーをやる中で特に大切な筋肉はなんでしょう。」という質問に対して、小学生からは、「足」「太もも」などがあがりましたが、高木選手からの答えは「体幹」でした。体幹を鍛えることの必要性を高木選手が解説した後は、高木選手が普段行っている体幹トレーニングを全員で行いました。片足をおへその高さまで上げて、ふらつかずに耐えるトレーニングなどに挑戦し、子どもたちが選手と一緒に楽しくトレーニングを行う様子が見られました。
授業の最後には、「サッカーをはじめ大半のスポーツでは、あらゆるデータを測定・分析していて、上手に活用していくためには、小学校で習う勉強が基礎となる。」とまとめがありました。
その後、選手への質問コーナーでは、「好きな食べ物はなんですか」「シュート成功率はどのくらいですか」「なぜエスパルスに入ったのですか」「試合中ハプニングなどはありますか」などサッカーに関する質問だけでなく、子どもたちから次々に質問が寄せられました。高木選手は、テンポよくたくさんの質問に答えていきました。その後全員で記念撮影を行い、授業は終了となりました。
静岡市立城北小学校5年生の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。