『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し、児童・生徒と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。
「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開しています。また、2021年度よりファミリータウン市町でも新たに実施しています。
2月4日(火) 富士宮市立西小学校にて、同校6年生18名を対象に「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~クラブスタッフ編~」の授業を実施し、エスパルスサッカースクールコーチ(富士エリアマネージャー)の萩原豊之が講師を務めました。
スポーツの価値と、好きなことを仕事にするということ
授業では、まずエスパルスの概要の紹介を行い、エスパルスと富士宮市のつながりについての説明を行いました。次に、萩原コーチから、「エスパルスを支えるスタッフ(スクールコーチ)の仕事」についてお話しがありました。
萩原コーチははじめに、自己紹介の中で、保健体育の教員免許や養護教諭の免許を持っていること、旅行が趣味であることなどを、諸外国の写真を見せながらクイズ形式で話していきました。
その後、実際に普段業務として行っているイベントや、巡回教室、スクールの指導場面の映像などを見せながら、スクールコーチの仕事といっても多岐にわたる活動を行っていることを丁寧に説明していきました。
次に、メインのスクールコーチの仕事についての話がありました。萩原コーチは、エスパルスでは、サッカーの技術を上達させることだけを目指しているのではなく、「自主性」「協調性」「マナー」などの心の成長を促し、社会に貢献できる人材の育成を目指していることを話してくれました。
その後、スクールの指導指針である「楽しく・価値ある運動・健全育成」について、子どもたちに「あなたにとっては、どんなことが楽しい?」「価値ある運動ってなんだと思う?」「健康って、ただ病気でないという状態ではないんだよ」と、一人ひとりに意見を聞き、対話をしながら、スクールの指導指針について深堀し、スポーツ楽しさや価値は、いろいろなところにあることを子どもたちに伝えていきました。
質問コーナーでは、「今どんなことを努力していますか」「好きなサッカーの技はなんですか」「一番鍛えているところはどの部分ですか」などがあがりました。「仕事で楽しいときはいつですか」という質問には、「毎日楽しいです。コーチは、子どものときからスポーツでご飯が食べられたら嬉しいなと思っていました。」と好きなことを仕事にする楽しさについて触れました。
最後に、萩原コーチは「夢はありますか?ある人もない人も、ひとつでもいいから夢中になれるものを見つけてください。みんなの可能性は無限、子どもだからできないことがあって当たり前。もし、できないことに出会ったときでも、ぜひチャレンジしてください!」と子どもたちに力強くメッセージを送り、授業は終了となりました。
今回の授業は、6年生1クラス18名と比較的少ない人数での授業だったので、子どもとの距離感が近く、子どもたちや先生と対話をしながら、終始和気あいあいとした雰囲気で授業を行うことができました。
富士宮市立西小学校の6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。