NEWSニュース

エスパルスファン・サポーターの皆様へ〜6月23日浦和戦について〜

 日頃より清水エスパルスに熱いご支援・ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。
さて、6月23日(土)の浦和レッズ戦(日本平スタジアム)におきまして発生した、横断幕掲出をめぐるトラブルについて、以下の通り経過報告をさせていただきます。

1.浦和レッズへの抗議
6月23日(土)試合当日、マッチコミッショナー、弊クラブ担当者、浦和レッズ担当者の3者立会いのもと、トラブルに関する事実関係の確認、ならびに浦和レッズに対する申し入れを以下の通りいたしました。

[事実関係の確認]
○弊クラブで定めた「横断幕の掲出エリアおよび事前搬入のルール」、「場内セクター分離実施」について、浦和レッズならびにサポーターの皆様に、事前告知し了承していただいたにも拘らず、係員の制止を振り切り分離してあったセクターを突破し、エスパルス横断幕の上に強引に浦和レッズ横断幕を重ねて掲出し、その後エスパルス横断幕を取り外し、ピッチレベルへ落とした事。また発生後、浦和レッズセキュリティ担当者およびレッズ側の警備員が現場へ駆けつけ対応したが、期限時間内に事態を収拾できなかった事。

[申し入れ事項]
○実行者の特定および処分。
○期限時間内に事態を収拾できず、試合進行を妨げかねない事態に陥ったことへの責任問題。
○再発防止についての具体案の策定。
○浦和ホームゲームでのエスパルスサポーターの安全確保対策。


2.浦和レッズ発表の公式コメント(浦和HP)

清水エスパルス戦に関するトラブルについて
6/23(土)vs清水エスパルス(日本平スタジアム)において発生しましたトラブルについてのお詫び、ペナルティ、再発防止策についてお知らせします。

 J1リーグ第17節「清水エスパルスvs浦和レッズ」(6/23(土)、日本平スタジアム)のメインスタンドにおいて、横断幕掲出に関してサポーターによるトラブルが発生しました。両クラブのファン・サポーターのみなさまおよび清水エスパルスの関係各位に、多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
 弊クラブは、ビジタークラブとして、清水エスパルスの試合運営に協力しましたが、トラブルの発生を防げなかったほか、試合進行に影響をおよぼしかねない状況になるなど、早期にトラブルを収拾できませんでした。ビジタークラブとしての運営協力責任を充分に果たせなかったことは誠に遺憾です。今回の事態を重く受け止め、検討した結果、下記の通りのペナルティと今後の再発防止に向けた取り組みを策定・推進して参ることに致しました。
引き続き、ご支援、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。



1.主な発生事実
試合開始前、ゴール裏にいた浦和レッズのサポーター6名が、警備員の制止を振り切り、メインスタンドAゾーン席へ進入し、アウェイ寄り最前列において、自らの横断幕を掲出するとともに、既に掲出されていた清水エスパルスサポーターの横断幕を取り外し、ピッチレベルへ落としました。
浦和レッズの横断幕掲出可能エリアは両クラブ運営担当者間で事前に協議の上決定し、且つ事前告知されており、当該エリアは浦和レッズ横断幕の掲出は認められておりませんでした。
清水エスパルスの横断幕は主管者ルール「事前搬入」に基づいて、観客入場前に掲出されていました。
上記のルールを侵す行為により両チームサポーターによる混乱が生じました。
清水エスパルス担当者より早急に横断幕を撤去するよう要請があり、弊クラブ担当者が責任を持って対処するとの約束をしました。
しかし、事態の収拾が出来ず、混乱は試合開始後まで約2時間続きました。
その間、浦和サポーターによるメインスタンド内にてゴール裏応援席へ向けてコールをし、混乱を冗長する行為が行われました。
最終的に両者の横断幕を取り外し、フェアプレイフラッグの横断幕を掲出することで決着しましたが、取り外した浦和レッズ横断幕はハーフタイムにゴール裏応援席へ移動するとの約束の下に、メインスタンドのサポーターが手持ちにて掲出していましたが、最終的に試合終了後まで続きました。

2.ペナルティ
 弊クラブは、Jリーグクラブとして、安全で快適なスタジアム運営を確保する責任(Jリーグ規約第51条第4項)を充分に果たせず、結果として今回のトラブルを惹起させたと判断し、クラブ内のペナルティを課すこととしました。円滑な試合運営を妨害したサポーター当事者に対しては、Jリーグで定める統一基準に照らし合わせてペナルティを決定しました。
(1)クラブ 
・藤口代表  報酬の自主返上(5%1カ月間)
・セキュリティ担当1名、運営担当2名 厳重注意、始末書提出、お客様サービスの原点を再認識することを目的として「警備会社研修会への定期的参加」「スタジアムでのボランティア活動」に従事
(2)サポーター
・サポーター1名  本日以降4試合の入場禁止、及び誓約書の提出
・サポーター6名  本日以降4試合の入場禁止
※当事者は弊クラブとの対話を通じ、ペナルティを受ける旨の申し出をしております。

3.再発防止策
 弊クラブは、試合運営を阻害するようなトラブルが今後発生しないよう、またJリーグが目指す「安全で快適なスタジアムづくり」実現のため、以下の再発防止策を講じ、順次実施することにしました。

(1)清水エスパルスホームゲーム
・警備計画策定の段階からの清水エスパルスと協議・協力を強化するよう努めます
・チケット販売状況および両クラブサポーター動向等について両クラブ間の情報共有に努めます
・試合当日のみならず前日から、現地での打ち合わせ等の運営協力を行うほか、安全に関するリスク要因の早期発見・対処に努めます
・弊クラブサポーターとの対話を通じた信頼関係醸成に努めます

(2)他クラブのホームゲーム
・ホーム側クラブとの事前段階からの密接な情報交換および情報共有に努めます
・必要な場合、弊クラブ側の警備スタッフの派遣増員を行います
・弊クラブサポーターとの対話を通じた信頼関係醸成に努めます

(3)浦和レッズホームゲーム
・ビジタースタンドの安全性の強化、およびチケット販売状況に応じた柔軟な緩衝エリアの設定を行います
・スタジアムコンコースにビジターサポーター専用エリアを設定致します
・ビジタークラブとの間で、両クラブサポーター動向等について情報共有を進めます
・弊クラブサポーターとの対話を通じた信頼関係醸成に努めます
・現行の試合運営規程に加え、新たに「安全・快適なスタジアム運営についての指針」を後日策定致します

 なお、本日、清水エスパルス実行委員宛てに書簡を提出させていただきました。今後、両クラブ間で再発防止策等、対話を強化して参りたいと考えております。

 事情の如何に関わらず、相手サポーターの横断幕を無断で取り外すことは、許されるものではありません。弊クラブは、ホーム、アウェイに関わらず、引き続きサポーターとの協力関係を強化しつつ、安全で快適なスタジアムづくりに向けてファン・サポーターの立場にも立った柔軟な運営に努めて参ります。みなさまのご協力ならびに変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。



 今回のトラブルに関しまして、ホームクラブとして、ご来場いただいたファン・サポーターの皆様、特に当該横断幕付近にて観戦されていた方々に、改めて深くお詫び申し上げます。
 弊社と致しましては、今後のチケット発売方法の精査・見直し、ならびにセキュリティー体制の強化・見直しを行ない、今後二度と同様のトラブルが発生しないよう努めて参る所存であります。
 また、今回のような案件は単に弊クラブと浦和レッズだけの問題ではなく、Jリーグ全体として取り組んでいくべき重要課題だと捉えておりますので、今後Jリーグ事務局に対して積極的に提言して参りたいと考えております。


以上

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース