U-19日本代表カタール遠征参加により単独記者会見となった大前選手
1/15(火)14:30〜静岡市内のホテルにて『2008シーズン新加入の大前元紀選手の新加入記者会見』を行ないました。
●早川巌社長コメント
昨日の国立競技場の情景がまだ鮮明に浮かんできます。静岡県出身の本田裕一郎監督が率いる流通経済大学付属柏高校の全国初制覇を、心からお祝い申し上げたいと思います。準決勝で6-0、決勝でも4-0と、歴史的なスコアになり、流経大柏高の強さが目立った大会ではなかったかと思います。
準々決勝までは、大前君は大変体調が悪く、下痢・嘔吐もあって、お母さんも「とてもサッカーをできる状態ではない」と不憫に思いながら、なお出場し続けていたということでした。あまり詳細な報道はありませんでしたが、準々決勝までを死ぬような思いで戦ったという感じで、体調が戻った準決勝・決勝では本領を発揮してくれました。
決勝戦での流経大柏高の姿は本当に初優勝とは思えないほど堂々としていました。40年近いキャリアのある本田監督ならびに、監督の教えをピッチ上で具現化した選手たちにも称賛をお送りしたいと思います。オシム前日本代表監督が提唱されていた「ボールも人も動くサッカー」というものを、最も具体的な形で示された試合ではないかと思います。少ないタッチ数で攻め、守りの場面でも、常に一歩先んじたプレスをかけていました。非常に組織的で、普段の練習の成果が出ていたのではないでしょうか。
大前君に関しまして、体調が回復した準決勝・決勝では国立の舞台で合計6点を取りました。決勝では先制点の絶妙なアシストで難なく1点を取り、試合を有利に進める非常に大きなゴールでした。2点目は左足のボレーシュートを難しい角度から決めました。3点目は、ボールがこぼれて来ると予想した動きで、体勢は崩れていましたが、あの体勢からあんなに正確にゴールに流し込めることに感心しました。試合前の練習から大前君の一挙手一投足を見ていましたが、シュートを一本も外さないんです。十数本打ったかと思いますが、全てが枠に入っていました。うちの選手にも見習ってもらいたいくらいの確実性でした。
守備面でもその俊足を活かして、ハーフウェイラインあたりまで下がって守備をしていた姿も印象的で、様々な面で素晴らしい才能を見せてもらえたと思います。ドリブルがまず素晴らしいですし、ボールタッチが非常に柔らかく、どんな体勢からでもシュートを打てるなど、高校生離れしていることを証明してくれました。高校総体、全日本ユース、全国高校サッカー選手権の全ての大会で得点王に輝きました。この3冠は史上初の快挙ということで、今後歴史に大前君の名前が残っていくということで、素晴らしいことだと思っています。
ここまでの実力を見せられると、エスパルスのフォワードのポジション争いは大変厳しい状況ですが、この中に即戦力として割って入っていってもらいたいと、大きな希望を持ちました。長谷川監督の評価もありますが、「大前君は即戦力だよね」と話をしましたら、「そうですね」という受け答えでした。監督の評価も高いですから、最初から期待を込めた起用法になるのではないかと思っています。
最近は世界でスポーツ選手の低年齢化が進み、若い人が第一線でどんどん活躍するようになりました。サッカーでも、イタリアでアレシャンドレ・パト選手(ブラジル/ACミラン所属)が鮮烈なデビューを飾りました。十代の選手が多く活躍する中で、大前君は“和製メッシ”と呼ばれているようですが、その中に割って入ってもらいたいです。早く第一線でファンの皆様の前にお見せできるように、叱咤激励していくのも我々の仕事だと思って、期待をしています。長谷川監督は本日同席できず残念ですが、監督にもぜひ即戦力として勇気を持って大前君を起用してもらえるように、私からもお願いをしたいです。大前君には和製メッシではなく、自身の類まれな才能を磨いて、個性豊かな“日本の元紀”として、世界に名を馳せる選手になれるように、一日一日を大事に、努力を続けていってもらいたいと思います。千葉から静岡に来て活躍してもらうわけですが、兵働くん(千葉出身)などの先輩もいますし、力をあわせて頑張って欲しいです。
今回のご縁を、私たちは大切にしていきたいと思っています。どうぞ皆様にも、大前君に対するご支援・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
●大前元紀選手コメント
ただいまご紹介いただきました、流通経済大学付属柏高校の大前元紀です。今日はよろしくお願い致します。
自分はU-19日本代表としてカタールに行くため、今日こういう時間を作ってもらえてうれしく思います。小学校の頃からずっとプロを目標にしてきましたが、本格的に目標としたのは、中学の終わりから高校に入った頃です。そして今日、この日を迎えて嬉しいですし、これからが楽しみです。
エスパルスへの加入を決めた理由は、エスパルスが自分に対して一番いい印象をもっていてくれたからです。エスパルスの練習には一度しか参加したことがありませんが、みんなの中に入りやすい雰囲気でいいチームだと感じました。また、長谷川監督が勝負に対して、強い気持ちをもってやっているというイメージがあります。
エスパルスのサポーターの皆さんにはシュートを一番見てほしいです。ドリブルからシュートなど一連のプレーです。静岡はサッカーに対して熱い県だという印象がありますし、気候も暖かく、人も優しいのですごくいいところだと感じています。
目標は一試合でも多く出場することです。プロ一年目ですが、挑戦をするというよりも一年目から戦っていきたいと思います。
※今月下旬に「2008シーズンエスパルス新体制発表記者会見」を実施予定ですが、大前選手は15日からのU-19日本代表カタール遠征参加による会見欠席のため、遠征出発前に会見を行いました。
●質疑応答等、詳細は公式携帯サイトへ!
公式ケータイサイトへのアクセス方法について
●早川巌社長コメント
昨日の国立競技場の情景がまだ鮮明に浮かんできます。静岡県出身の本田裕一郎監督が率いる流通経済大学付属柏高校の全国初制覇を、心からお祝い申し上げたいと思います。準決勝で6-0、決勝でも4-0と、歴史的なスコアになり、流経大柏高の強さが目立った大会ではなかったかと思います。
準々決勝までは、大前君は大変体調が悪く、下痢・嘔吐もあって、お母さんも「とてもサッカーをできる状態ではない」と不憫に思いながら、なお出場し続けていたということでした。あまり詳細な報道はありませんでしたが、準々決勝までを死ぬような思いで戦ったという感じで、体調が戻った準決勝・決勝では本領を発揮してくれました。
決勝戦での流経大柏高の姿は本当に初優勝とは思えないほど堂々としていました。40年近いキャリアのある本田監督ならびに、監督の教えをピッチ上で具現化した選手たちにも称賛をお送りしたいと思います。オシム前日本代表監督が提唱されていた「ボールも人も動くサッカー」というものを、最も具体的な形で示された試合ではないかと思います。少ないタッチ数で攻め、守りの場面でも、常に一歩先んじたプレスをかけていました。非常に組織的で、普段の練習の成果が出ていたのではないでしょうか。
大前君に関しまして、体調が回復した準決勝・決勝では国立の舞台で合計6点を取りました。決勝では先制点の絶妙なアシストで難なく1点を取り、試合を有利に進める非常に大きなゴールでした。2点目は左足のボレーシュートを難しい角度から決めました。3点目は、ボールがこぼれて来ると予想した動きで、体勢は崩れていましたが、あの体勢からあんなに正確にゴールに流し込めることに感心しました。試合前の練習から大前君の一挙手一投足を見ていましたが、シュートを一本も外さないんです。十数本打ったかと思いますが、全てが枠に入っていました。うちの選手にも見習ってもらいたいくらいの確実性でした。
守備面でもその俊足を活かして、ハーフウェイラインあたりまで下がって守備をしていた姿も印象的で、様々な面で素晴らしい才能を見せてもらえたと思います。ドリブルがまず素晴らしいですし、ボールタッチが非常に柔らかく、どんな体勢からでもシュートを打てるなど、高校生離れしていることを証明してくれました。高校総体、全日本ユース、全国高校サッカー選手権の全ての大会で得点王に輝きました。この3冠は史上初の快挙ということで、今後歴史に大前君の名前が残っていくということで、素晴らしいことだと思っています。
ここまでの実力を見せられると、エスパルスのフォワードのポジション争いは大変厳しい状況ですが、この中に即戦力として割って入っていってもらいたいと、大きな希望を持ちました。長谷川監督の評価もありますが、「大前君は即戦力だよね」と話をしましたら、「そうですね」という受け答えでした。監督の評価も高いですから、最初から期待を込めた起用法になるのではないかと思っています。
最近は世界でスポーツ選手の低年齢化が進み、若い人が第一線でどんどん活躍するようになりました。サッカーでも、イタリアでアレシャンドレ・パト選手(ブラジル/ACミラン所属)が鮮烈なデビューを飾りました。十代の選手が多く活躍する中で、大前君は“和製メッシ”と呼ばれているようですが、その中に割って入ってもらいたいです。早く第一線でファンの皆様の前にお見せできるように、叱咤激励していくのも我々の仕事だと思って、期待をしています。長谷川監督は本日同席できず残念ですが、監督にもぜひ即戦力として勇気を持って大前君を起用してもらえるように、私からもお願いをしたいです。大前君には和製メッシではなく、自身の類まれな才能を磨いて、個性豊かな“日本の元紀”として、世界に名を馳せる選手になれるように、一日一日を大事に、努力を続けていってもらいたいと思います。千葉から静岡に来て活躍してもらうわけですが、兵働くん(千葉出身)などの先輩もいますし、力をあわせて頑張って欲しいです。
今回のご縁を、私たちは大切にしていきたいと思っています。どうぞ皆様にも、大前君に対するご支援・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
●大前元紀選手コメント
ただいまご紹介いただきました、流通経済大学付属柏高校の大前元紀です。今日はよろしくお願い致します。
自分はU-19日本代表としてカタールに行くため、今日こういう時間を作ってもらえてうれしく思います。小学校の頃からずっとプロを目標にしてきましたが、本格的に目標としたのは、中学の終わりから高校に入った頃です。そして今日、この日を迎えて嬉しいですし、これからが楽しみです。
エスパルスへの加入を決めた理由は、エスパルスが自分に対して一番いい印象をもっていてくれたからです。エスパルスの練習には一度しか参加したことがありませんが、みんなの中に入りやすい雰囲気でいいチームだと感じました。また、長谷川監督が勝負に対して、強い気持ちをもってやっているというイメージがあります。
エスパルスのサポーターの皆さんにはシュートを一番見てほしいです。ドリブルからシュートなど一連のプレーです。静岡はサッカーに対して熱い県だという印象がありますし、気候も暖かく、人も優しいのですごくいいところだと感じています。
目標は一試合でも多く出場することです。プロ一年目ですが、挑戦をするというよりも一年目から戦っていきたいと思います。
※今月下旬に「2008シーズンエスパルス新体制発表記者会見」を実施予定ですが、大前選手は15日からのU-19日本代表カタール遠征参加による会見欠席のため、遠征出発前に会見を行いました。
●質疑応答等、詳細は公式携帯サイトへ!
公式ケータイサイトへのアクセス方法について
落ち着いた雰囲気で報道陣からの質問を受ける大前選手
多くの報道陣が駆けつけました
早川社長とがっちり握手
エンブレムの前で力強くガッツポーズ