名古屋が良いプレーをして、勝利にふさわしい内容だった。前半はプレスや、準備してきたビルドアップがなかなか上手くいかなかった。相手の強いプレスの前で上手くいかないというシーンがあって、チャンスを作るのが難しくなったと思う。それでも悪くない戦いをしていたが、1点目は防ぐべき失点だった。もちろん、彼らのクオリティはあるが、自分たちの不注意があったと思っている。それは2点目も同様だと思っている。1点目、2点目は避けることのできる失点で、そのあとの戦いをより困難にしてしまった。彼らの強い守備陣だったり、前に速いカウンターを狙える選手がいるという状況のなかで2点を追う展開は、とても難しいものになった。

――苦手なセットプレーからの失点はどう対策するか？

セットプレーとクロスは課題にして取り組んでいるが、1点目も2点目も、クロスをカットすることができたと思っている。

――鈴木義宜選手ではなく、ヴァウド選手を起用した理由は？

セットプレーやクロスに対する空中戦が一番強いセンターバックはヴァウドで、そこを期待してスタメンとして送り込んだ。センターバックはそれぞれ長所、短所があるが、ヴァウドの強みはその部分。去年もほとんどの試合にスタメンで出ていたし、その強さを出して欲しいと思った。

――名古屋との差を埋めるためにはどうすれば良いか？

1ヶ月や数ヶ月で埋まるような差ではないと思う。日々努力してハードワークをしていくこと。それ以外の方法はないと思う。