MATCH レポート

2025.10.25 SAT 14:03

明治安田J1リーグ 第35節 IAIスタジアム日本平

11:30開場

VS 東京ヴェルディ

  • ロゴ:清水エスパルス

    HOME

  • 試合終了
    1
    1 前半 0
    0 後半 0
    0
  • ロゴ:東京ヴェルディ

    AWAY

18’ オウンゴール

COMMENT

監督・選手コメント

試合後監督コメント

監督
秋葉 忠宏
TADAHIRO AKIBA

血管が2、3本切れたかと思うようなゲームだった。我々は前節の5失点の痛みから学び、ボールに寄せることやアプローチの迫力、強度を再確認し、相手の懐まで入っていくアプローチを1週間かけて伝えた。中を締めながらボールを外へ逃がすなど基本的なことを含めて、全員が90分間最後の最後まで勤勉に体を張りながら戦ったからこそのクリーンシートだと思う。5失点の次に簡単にクリーンシートをできるほどフットボールは甘くない中で、約17,000人のサポーターファミリーの歓声が我々にエネルギーとパワーを与えてくれた。それを90分間完遂した選手たちは素晴らしいと思う。


ただ、アタックが1点では物足りないし、奪ったボールの繋ぎではもったいないシーンがあった。特に後半、しっかりと繋げば簡単にハーフウェイライン越えながら我々の攻撃圏になるところでかなりのミスがありゴールに迫ることができなかった。そこは課題として修正し、2週間後のホームゲームに向けて、中を締める守備の強度を維持しつつ、我々のアタックのクオリティーや判断、アイディアを見せられるように全員でやっていきたい。今日、前節から変わった選手たちがレギュラーを取るんだ、試合に出続けるんだといったメンタリティを感じるプレーを見せてくれた。競争力はチーム力を高め、成長スピードを上げると改めて感じた。残留が決まったがそれで緩むのではなく、より成長できるように切磋琢磨し、競争力を高め、最後の最後まで突っ走っていけるような2週間にしたいと思う。


――課題に挙げていた20分までの過ごし方と、監督のサイン、ジェスチャーの効果についての評価。

ジェスチャーは何人か「わかったよ」というリアクションしてくれている選手がいたので効果があったと思う。実際に最後までクリーンシートだった上に、前後半の入りどころで強くいき、選手たちも意識して背後に出ていく、前からプレッシングかける動きをしてくれ、非常に良かった。これが1試合で終わらないように、これまでの成功体験を忘れずに、こういった前後半の入りが残り3試合でもしっかりとできるようにしていきたい。また、来年以降も選手が現役でやっているうちはこのメンタリティの意識を忘れずにやってほしいと思う。


――最低限の目標である残留も決まり、残り3試合をどのような位置づけで臨むか。

この先にどう繋げていくのか。残留が決まり、我々は現実的に見て最高順位の10位を目指した戦いになる。残り3試合中2試合はホームで行われるので、必ずあと3つ勝って4連勝で締めくくれば10位に届く可能性が出てくる。来年に向けてサポーターファミリーが期待を持ってくれ、選手たちが成長し続け、来年に含みを持たせられるような試合にしなければいけない。負けていいゲームや適当にやっていいゲームは1試合もない。まずはゲームに出られるところからハイレベルで正しい競争してもらい、その上でピッチで色々なものを示す。最後はグラウンドでしか示すことはできないし、結果が全てだと思っている。最後の最後までそこにこだわりながら、一つのゴール、一つの勝利にこだわり続けながら残り3試合戦いたい。


――今日のスタメン選手、顔ぶれと特徴を踏まえると4バックでスタートする選択肢もあったと思う。配置について、どのような背景から決断したか。

何かあってもすぐメンバー交代しなくても4バックにできるメンバーを選んだ。ゲームを見ていて、前節川崎戦ほど不具合が起きることはほぼなかったので、そのままの配置で進めた。守備では左サイドがもう少し前に出て縦ズレ、横ズレしたかったが、そこ以外は強度や寄せの鋭さ、距離を意識してくれて、前の5角形はかなり締めながらサイドにボールを誘導できていたので守備の心配はしていなかった。

あと、アタックではミラーだからこそ外しに行かなければいけないので、そこでズレを作れるか。個人の違いを見せて、ミラーの分一人外せればそこで数的優位になる。そういう個人の能力とずらす動き、組織でコンビネーションを見せることを引き続きやっていきたい。


――今シーズン、ブレイクパスというフレーズを使って奪った後の攻撃を大事にしていたと思う。今日の評価と今後の課題は。

今日のブレイクパス成功率は50%もなかったと思う。強いところを狙われたり、浮いたボールで刺して相手ボールになっていることが特に後半多かったと思う。そのブレイクパスが通ればカウンターが成立してくるので、奪ったときいかに前か斜めにつけられるかどうか、このブレイクパスの精度がカウンターには大きな要素になるので精度はかなり上げなければいけない。実際にスタッツを見ても、ショートカウンター、ロングカウンターの数値がかなり低いので、奪ったあとにはがせるようなカウンターに持っていけるブレイクパスの精度が上がるようにしたい。そして、それができないときには早くサポートに顔を出して、広いサイドへ正確に広げていく。

今年目標で掲げていた一つとして、強度と奪ったボールの処理のところはJ1とJ2とはかなり違うと話をしていた。そういう意味では、まだ課題があるので、奪ったボールの精度、サポートの速さやもらう意識まで含めてやっていきたいと思う。


――次節は攻撃力があるセレッソ大阪戦、鍵となるポイントは。

アウェイでの悔しさ、屈辱を忘れていない。ホームであれ以上の守備の強度と球際の強さと組織力を見せ、個の寄せの速さ、鋭さを持ち、守備ではしっかりクリーンシートで抑える。その上で、我々らしくホームでたくさんのゴールを見せられるようにしたい。今日課題になったブレイクパスや、奪ったボールを広げるパスをしっかりとやる。その先に今度はカウンターの精度が出てくる。今日の1点目の崩しのように我々らしく中からも外からも、さまざまなバリエーションで崩しながら、たくさんのゴールが取れるようにまた2週間しっかり準備したい。

試合後選手コメント

23
北川 航也
KOYA KITAGAWA

オウンゴールになってしまい、自分のゴールにしてほしいという気持ちが一番だが、あの場所に入っていくことが大事であり、今日はシャドーでの起用だったが自分としてはFWのつもりでプレーしていた。それが良い形で出たと思う。(髙橋利樹選手とのポジション取りの関係性については)前にいた選手の逆に入ろうと思っていたので、上手く良い関係性で危険なエリアに入っていくことができたかなと思う。

今日の3トップは・・・(全文はエスパルスアプリ)

19
松崎 快
KAI MATSUZAKI

褒められた内容ではないが、現状、勝ちがなかったので大きな勝利だったと思う。ある程度フォーメーションの部分ではマッチアップがはっきりする部分があったので、そこをどう上回るかと、失点の少ないヴェルディさんに対してどう点を取って勝つかということを意識して試合に入った。

(得点シーンは)抜けた時に相手選手がどのタイミングで飛び込んでくるかを見ていた中で、予想通りのタイミングで来たので引き付けてかわすだけだった・・・(全文はエスパルスアプリ)


38
髙橋 利樹
TOSHIKI TAKAHASHI

前節は試合の入りでやられたので、入りのところはしっかりしようと話していた。何とか前半のうちに点が取れて、その後も追加点を取って勝ちきれれば良かったが、みんなで勝ち取った勝利だと思う。

(北川選手がシャドーに入ったことで意識したこと)クロスに対して自分と航也くんが入ることによって、枚数が単純に増えるのもそうだし、マークが分散されるところはあると思う。そういったところは試合前から意識していたし・・・(全文はエスパルスアプリ)


4
蓮川 壮大
SODAI HASUKAWA

無失点で勝てたことが良かった。前節川崎戦のことがあったので、立ち上がりの部分や先制点についてはかなり意識していたし、入りに関しては今日は良かったと思う。

(後半は押し込まれる時間もあったが)勝っている展開の時に下がりすぎずに守備をするということが課題で、ブロックを敷く時間帯もあったが・・・(全文はエスパルスアプリ)


16
梅田 透吾
TOGO UMEDA

前節5失点したという状況の中で、今節は絶対にやられたくないという想いはあったし、結果としてゼロで終われたのは嬉しいし、ホッとしている。久々の勝ちロコはすごく楽しかった。

とにかくゼロで終わることは自分が試合に出始めてからディフェンスラインの選手とコミュニケーションを取っているし、どんな理由があっても5失点というのは自分にとってマイナスの要因になってしまうので、まずはゴールを隠して全員で守るということを頭に入れて今日の試合に臨んだ。今日はゼロで終われたが、まだまだ詰めなければいけない部分はあるので、これを継続しながらもっと良い試合にしていかなければいけない。

前節から変えた点は・・・(全文はエスパルスアプリ)



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MATCH REVIEW

マッチレビュー

虎の子の1点を守り抜き、5試合ぶりに勝点3を確保。開幕戦に続くウノゼロ勝利で、因縁の相手にシーズンダブルを達成
前節は今季最多失点で川崎に完敗を喫し、4試合勝利から遠ざかるエスパルスは今節、ホームのアイスタに東京Vを迎えた。
 
2年前にはJ2で昇格を争い、先を越された因縁の相手には、国立で行われた今季の開幕戦で見事にリベンジを果たしている。しかし、ここまで勝点1差で順位は2つ上を行かれており、その立場を逆転するためにも勝利こそが求められた一戦だった。
 
秋葉忠宏監督は前節の川崎戦からスタメンを3人変更。流れを掌握した後半からピッチに立った松崎快、カピシャーバ、北川航也が先発に名を連ねている。メンバーリストを見る限りは、川崎戦の後半に機能した4バックの布陣を採用するかに思われたが、指揮官は3-4-2-1の布陣を継続。サイドバックの吉田豊を3バックの一角に配置する思い切った采配を振るった。
 
試合が始まるとエスパルスは、立ち上がりからボールを支配する戦いを実現する。東京Vのハイプレスに怯むことなくしっかりとパスをつなぎながら、隙を逃さず相手のウイングバックの背後を突く攻撃で、敵陣へと前進した。開始5分には左で起点を作り、最後は前線に攻め上がった吉田が果敢にミドルを放つ。時折プレスを回避できずに自陣で失うこともあったが、ボールをつなぐ戦いに迷いはなかった。
 
すると18分、右サイドでボールを拾った松崎が巧みなドリブルで対峙する相手をかわし、フリーの状態から鋭いクロスをエリア内に送り込む。ニアサイドに飛び込んだ北川は・・・ 続きはエスパルスアプリで
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