今日も天候は安定。日差しが強く差し込み、緑の芝生から跳ね返る光りが眩しい状況となった。昨日の練習から竹内涼が復帰、そして立田悠悟が新人研修、学校のテストを済ませてチームに合流。フィールドプレーヤーは19人となり、コーチを入れてようやく紅白戦ができる状況になった。

ウォーミングアップ後、5対5のパスゲーム。2タッチ制限でボールを次々と回す。途中からコートを狭くするなど難易度を徐々に上げ、より密集した中でもショートパスを続けられるようになったところで終了。

続いて、フルコートを使い紅白戦形式で松本戦に向けた練習に入った。一方のチームも3バックにして仮想松本を作り、ボールの取りどころを確認。小林伸二監督がプレーを止めて、細かく指示を飛ばし、グループでの戦術を徹底した。昨季は松本が相手になると、相手のリズムに合わせてしまい、自分たちの切り替えの速さなどが生かされない試合となった。練習試合とは言え、同じような展開にならないようにしたいところだ。

その練習を終えると、コート幅を少し狭め、フォーメーションを元に戻して、通常のゲーム。試合は、鄭大世ら白組が、優勢に進める。白崎凌兵のクロスから鄭大世が胸トラップからシュートを決めて先制。さらに、同じく白組の野津田岳人が右サイドから中央に切り込んで、左足のミドルシュートが炸裂。追加点を挙げると、エンドを変えた後半は竹内涼のスルーパスに白崎が決めて3-0。

「紅組はパスを出すところがなかった。白組の守備が良かったと思う」（小林監督）

白組は、先ほど練習したばかりのボールの奪いどころの局面でも、チーム全体が連動しており、奪ってからの切り替えも速かった。

「ちょっと言ってあげると、すぐできるようになっている」（小林監督）

と細かい修正が上手く選手に伝わっているようだ。

全体練習はここで終了。その後は各々、自主トレーニング。クロスからのシュート練習や、鄭大世はPKを練習するなど、明日の試合に向けての準備を行った。松本にはリーグでは15年の初対戦から一度も勝っていないため、「結果にこだわりたい」と鎌田翔雅が意気込みを話すように、たとえ練習試合であれ負けられない試合になる。

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