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【育成だより】清水エスパルスユース『エスエスケイフーズチャレンジツアー2019』ヨーロッパ遠征レポート⑤

vs Borussia VfL 1900 Mönchengladbach U19 ©︎︎︎S-PULSE

清水エスパルスユース エスエスケイフーズ チャレンジツアー2019
ヨーロッパ遠征レポート

(特別支援:日本航空株式会社、エスパルス後援会)





◇◇ 3月25日 ヨーロッパ遠征6日目 ◇◇

今回のヨーロッパ遠征も後半に入った6日目、午前中は室内フットサル場にて1時間程度汗を流し、午後の試合に備えました。
この日の昼過ぎには、U-18日本代表のUAE遠征(3月17日から25日)に参加していた2人(川本梨誉・鈴木瑞生)がチームに合流し、遠征メンバー20名全員が揃いました。国を代表して国際大会を戦ってきただけでなく、今回はチームメイトでも普段はライバルチームに所属している選手とのコミュニケーションなどを含め、貴重な経験を得ることができたようです。それをチームにしっかりと還元し貢献して欲しいところです。

午後、遠征3試合目となる、Borussia VfL 1900 Mönchengladbach U19との親善試合に向かいました。
昨年の遠征の際、ドイツブンデスリーガの試合観戦をしたのがこのBorussia VfL 1900 Mönchengladbachのホームゲームでした。約54,000人収容できるホームスタジアム、” Stadion im Borussia-Park " では昨年の記憶が蘇ります。得点時に音楽が流れ、スタジアム全体が大合唱し、ピッチとスタンドに一体感が生まれる素晴らしい雰囲気のスタジアムです。今回は試合前の空き時間に、スタジアムをピッチレベルで見学することができました。選手たちはベンチに座ってみたりしながら、その雰囲気を堪能することができました。

その後、迎えた親善試合。ここまでの2試合で得た課題と気づきをこの試合の成果として発揮し、さらなる成長ができるようにしよう!と臨みました。
前半、以前の2試合より相手ゴール前までボールを運んでいくことが出来ましたが、最後まで決め切ることができず、反対に簡単なミスからカウンターを受けたり、なかなかペースを掴むことができません。前半はスコアレスドローで折り返しました。

後半は両チームとも数名選手を交代して始まりました。Borussiaは前半よりもペースを上げて圧力を掛けてきました。そして相手の勢いそのままに、後半立ち上がりに失点をしてしまいます。その後、こちらも何度かチャンスを迎えますが、あと一歩が届かずゴールに至りません。後半途中、さらにメンバーを変え勝負に出ますが、ボールを保持する時間は増えたものの、大事な局面でのちょっとしたミスなどでなかなか決定機を作ることができません。結局試合は後半立ち上がりに奪われた1点を守り切られ、0-1での敗戦となりました。

ヨーロッパ遠征での3試合を終えて、未だ勝利がありません。ドイツでの親善試合そのものが非常に大きな経験となっているものの、2週間を切った高円宮杯プレミアリーグに向けて、やはり勝利を掴み自信をつけたいところです。明日はいよいよ遠征中最後の試合となる、オランダのSparta Rotterdam U19との試合です。個々の選手たちが遠征の集大成として全てを出すこと、そしてプレミアリーグに向けて、チーム一丸となって勝利を目指して戦います。


 



~3月25日 選手コメント~



DF 西島 隆斗(NISHIJIMA RYUTO) 
午前はホテル施設内にあるフットサルコートで1時間弱トレーニングをしました。
そして午後にはBorussia VfL 1900 Mönchengladbach U19と試合をしました。結果は0対1で負けてしまいました。
ケルンやデュッセルドルフに比べると自分たちがボールを保持する時間が多い試合でした。だからこそ負けてはいけない試合であったと思います。
チームとしてボールの奪いどころがハッキリしていなかったり、一人一人の距離感が遠かったりしていたので少しずつ合わせていきたいです。
自分個人としては、まだ球際のところで弱いことと、相手FWに対するポジショニングが悪いのでこの遠征を通して改善しなければいけないと思います。
去年、一昨年もこの海外遠征に参加させてもらって感じたことや学んだことを、3度目となるこの遠征では活かさないといけないし、改善できている部分もあるのでそこは個人としてプラスに捉えたいです。そして今回の遠征で得た新たな気づきを自分のものとして吸収し、帰国後も高い意識で日々を無駄にせずやっていきたいと思います。




DF  林 航輝(HAYASHI KOKI)
晴天の中3日目がスタートを切りました。午前中はホテルのフットサルコートでトレーニングをしました。小さいコートなので素早い判断力、そして技術が不可欠です。自分はまだまだ足りないと気づかされました。
昼食をとり、ボルシアMGとの試合に向かいました。身長、体格が自分達と比べて3試合通して明らかに相手の方が高いです。そんな相手に対して、自分達は1対1では勝てる選手が少ないので、常に全員がハードワークをし、攻撃では距離感を近くし、ボールを保持する時間を増やす。守備では常に予測し続け、チャレンジ&カバーを徹底しようと皆で話し合い試合に挑みました。立ち上がりは相手が後ろから繋いでゴールに向かうチームスタイルであると認識したので、ボールをどこで取りたいのか狙い目が定まり、カウンターでゴールに迫る場面が出てきはじめました。そのことによって、相手が繋がずにボールを蹴るようになってくれたので自分達のボール保持率が増え、何回かゴール前までは行くもののドイツの選手は日本の選手よりも体全体でブロックに来るので相手に防がれてしまう部分が多かったです。ラストの質を高める必要があるのと同時に、ディフェンスの自分としては最後やらせないプレーを見習わなければならないと感じました。
そして後半は相手がメンバーを変えてきました。シンプルな形でサイドバックの背後にボールを蹴ってくるのに対し、自分達は苦戦し、ボールを保持する時間が減り、相手ペースの時間帯が続き、試合終盤には自分は足が止まってしまいました。連戦でも最後まで走りきるタフさ。そしてボールへの寄せをもっと近くし、ボールを奪う力、フィジカルをつけていかなければプロとしては活躍できないのだと感じさせられました。今後、この経験を活かし日々努力していきます。



MF 鈴木奎吾(SUZUKI KEIGO)
今日の試合では守備の面で課題が残りました。サイドバックを気にしすぎてセンターバックへの寄せが立ち上がりは甘く、また逆サイドにボールがある時の内側への絞りや予測が低くチャンスを作られるシーンがありました。この課題を繰り返さないように改善していこうと思います。
攻撃では自信を持ってしかけることができました。ただシュートの意識が低かったためゴールに繋がることができませんでした。もっとゴール前ではゴールへのイメージを持ったり、味方との連携をとらなければゴールは奪えないことがはっきりしました。
まだ残り1試合残っているので今日出た課題を生かして点を取ることや、ゴールに結びつくようなプレーをしたいと思います。




GK 後藤佑介(GOTO YUSUKE
午前中トレーニングを行い、午後ボルシアMGと試合を行いました。
この試合では、味方ディフェンスラインのカバーや、セットプレーで守備範囲を広げるために、積極的に前に飛び出し、ボールに触れることは出来たものの、成功と言えるまでのプレーができず、改善点が多く出た試合になりました。ただ失点シーンを振り返っても、最初のシュートは止めることができていたし、前半もマイナスのボールをニアに打たれたけど反応できていたのでそこは良かったと思います。








これまでのレポートはこちら
ヨーロッパ遠征レポート①
ヨーロッパ遠征レポート②
ヨーロッパ遠征レポート③
ヨーロッパ遠征レポート④







エスパルスユースドイツ遠征支援基金は、3月31日(土)まで受け付けています。
詳細は こちら をご覧下さい。





朝食風景 ©︎︎︎S-PULSE

AM トレーニング ©︎︎︎S-PULSE

AM トレーニング ©︎︎︎S-PULSE

合流した選手達(川本) ©︎︎︎S-PULSE

合流した選手達(鈴木) ©︎︎︎S-PULSE

Stadion im Borussia-Park ©︎︎︎S-PULSE

Stadion im Borussia-Park ©︎︎︎S-PULSE

Stadion im Borussia-Park ©︎︎︎S-PULSE

試合会場 ©︎︎︎S-PULSE

ウォーミングアップ ©︎︎︎S-PULSE

ウォーミングアップ ©︎︎︎S-PULSE

vs Borussia VfL 1900 Mönchengladbach U19 ©︎︎︎S-PULSE

vs Borussia VfL 1900 Mönchengladbach U19 ©︎︎︎S-PULSE

vs Borussia VfL 1900 Mönchengladbach U19 ©︎︎︎S-PULSE

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