NEWSニュース

【ホームゲームイベントレポート】2022ホーム最終戦 エンディングセレモニー

本日の鹿島アントラーズ戦後、全コーチングスタッフ、全選手が参加して『2022ホーム最終戦エンディングセレモニー』が行なわれました。山室晋也社長、ゼ リカルド監督、権田修一キャプテンが挨拶を行なった後、全員でピッチを一周しながら、ご支援、ご声援いただいたファン・サポーターの皆さまに感謝の気持ちを伝えました。



山室 晋也社長


日頃から清水エスパルスを熱く応援、ご支援いただきまして誠にありがとうございます。また先月の台風15号による豪雨により被災を受けられた多くの皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

今年はエスパルス創立30周年ということで、大きく飛躍する予定のシーズンでした。7月には新国立競技場で、清水エスパルスの史上最多となる、またJリーグでも数年来最多となる56,131名もの入場者を集め、記念試合を開催することができました。地方のクラブが、東京でこれだけ多くの観客を集められたということは、他のサッカークラブや多くのスポーツ関係者の方から驚きを持って迎えられ、エスパルスの大きな存在感を示すことができました。ご来場いただいた皆さま本当にありがとうございました。

そのような多くの皆さまの応援にもかかわらず、本日、このような形でホームゲームを終了することを大変申し訳なく思います。悔しくてなりませんが、まだ1試合あります。札幌で最後の最後まで戦い抜いて、必ず勝利を掴みたいと思います。そして他会場の結果を待ちたいと思います。

そもそも清水エスパルスはこのような残留争いに巻き込まれるようなチームではありません。本当のエスパルスは、こういうチームではありません。このままでは終われません。必ず強いエスパルスを復活させたいと思います。ですから、皆さんどんなことがあっても、エスパルスを見捨てないでください。必ずエスパルスを最後の最後まで強い意思で戦い抜く、そして強いエスパルスを復活させたいと思います。復活させなければいけないと思います。これから、我々は全力で皆さんの信頼を取り戻すべく精進してきたいと思います。それを信じて、これからも引き続きエスパルスを応援し続けていただきたいと思います。これからもエスパルスをよろしくお願いいたします。今シーズン、本当にありがとうございました。



ゼ リカルド監督


皆さん、こんにちは。この場で言葉がなかなか多くの言葉が出てきません。ですが、私の心から出てくる言葉は、まずは皆さんに対する感謝の気持ちです。選手、スタッフ一同を代表し、皆さんに感謝いたします。皆さんには1年間通して、熱く、エネルギッシュに我々をサポートしてくれまして本当に感謝しています。

その次に私の心から出てくる言葉としては、皆さんに対して歯がゆい気持ちです。申し訳ないと思っています。このホーム最終戦という場で、皆さんを幸せな気分にさせてあげられなかったことを非常に悔しく思っています。我々はここで諦めません。まだ歯を食いしばって、ハードワークを続けていきます。このリーグ最終戦、必ず結果をものにして望みをつなぎたいと思っています。

この試合は終わりましたが、次の週もしっかりと我々のハードワークを見てください。必ず札幌戦で勝利します。ありがとうございます。



田 修一選手


今日は勝って挨拶をする気だったので、今この状況で何を話せば良いのか分からないというのが本心です。昨年僕が入ってから、アイスタにお越しいただいているたくさんのオレンジ色のサポーターの方々には、悔しい思いしかさせていないなと。それが申し訳ないという言葉で片付けて良いのか分からないくらい、本当に心苦しいです。街で皆さんに会うと「頑張ってください。応援しています」と、僕だけではなく、選手はみんなそのように声をかけてもらっていると思います。

昨日、エスパルスのサポーターの方が7名、今シーズン入場禁止という処分を受けたというニュースを見ました。それを見たときに、他人事だと全く思いませんでした。なぜその方たちが処分されたかというと僕らが結果を出せないから。僕らのために、もう1つ何かをしようという思いが、現在禁止されている違反行為に走ってしまったのか。だとしたら、それは勝てない僕らの責任です。

こんな頼りないキャプテンのもと、ここにいる選手たちは頑張ってくれました。僕自身2年間キャプテンという立場を通じて、自分の物足りなさ、自分の力のなさを痛感しています。ただ、僕ができることは前を向いて戦うことしかできません。あと1試合、エスパルスのキャプテンとして、あと1週間このメンバーを引っ張って、札幌戦で、今の状況を考えたら難しいミッションかもしれませんが、まずは全員が信じてやらないと絶対に前向きな結果にならないと思っています。札幌に応援に来ていただける方、家でDAZNで応援していただける方、色々な方がいると思いますが、ぜひ僕らに力を送ってください。

皆さんの拍手というのは、僕らを励まし、前向きにさせてくれます。今日はブーイングかなと思っていました。それくらい、僕らは責任を持ってやっています。それを信じて、あと1週間、ぜひ僕らを後押ししてください。そのままストレートで残りたいですが、プレーオフで帰ってくる可能性も十分あると思っています。そうなった時は、ここアイスタで、最後皆さんに勝って残留する姿を見せられるように。そうなった場合はあと2週間ですが、みんなで頑張るので、応援よろしくお願いします。

最後になりますが、このコロナ禍で、皆さんまだマスクをされていて、いろいろな制限がある中、多くの方がルールを守って、今日も1万6千人以上、前回のダービーも1万8千人くらいの、たくさんの方がスタジアムに足を運んでくれたことを感謝しています。

今年、エスパルスのスタッフの佐々木さんという方が、スタジアムを満員にするプロジェクトで僕らと一緒に、どうやったらスタジアムで皆さんに楽しんでもらえるかを考えてくれていました。その佐々木さんが先日亡くなってしまいました。来年のユニフォームは、その佐々木さんが最後にやった仕事です。ぜひ来年のユニフォームを楽しみに、そして僕らはJ1で着れるようにあと1試合、札幌で戦ってくるので、応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。1年間ありがとうございました。


ニュース一覧

あなたにオススメのニュース