2023鹿児島キャンプレポート9日目

2023/2/3

トップチーム

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鹿児島ふれあいスポーツランドの練習も最後になった。キャンプ9日目は、明日4日に行われる磐田との練習試合に向けての最終調整となった。

ウォーミングアップは、4、5人の組でブラジル体操、ステップの練習。さらに、全員が横一線に並んで、コーチの指示で左右に素早く反応する瞬発系のトレーニングも行った。例えば、コーチが奇数の数字を言えば左に、偶数であれば右に。その応用として、足し算の式から偶数か奇数かを判断するなど、ゲーム性のある楽しいものになった。

メインとなるのは実戦形式の練習だ。ハーフコートより少し大きめのコートで、それぞれ11人並べて戦術の確認。相手陣内深くのスローインから始めて、それぞれのポジションの動きを調整していく。この日も、一方のチームは3バックだった。

「我々の戦い方のオプションとして、どうしたものができるかということを分析してきた。リーグ、ルヴァンカップ、天皇杯と3つ大会があって、試合数も多いし、我々の人数も多いので、1つだけでなく、オプションとして違った戦い方を持っておくのは良いことだと思う」

とゼリカルド監督が話す3バックは、熊本戦のあとから準備してきている。中盤や前線の形も、ボールの位置によって約束事を決めており、そうした細かい動きを1つ1つ確認していた。

それだけではなく、これまでにトレーニングしてきたボール保持や前線からのアグレッシブな守備という基本のテーマも変わらず選手たちに要求。最後まで集中して取り組んでいた。その後はセットプレー練習。特に右のコーナーキックの形を重点的に行っている。

最後は、両サイドに分かれて個人練習。PKを蹴る選手や、直接FKの練習を行うなど、リラックスしながら思い思いの時間を過ごした。

練習後には、これまでエスパルスのキャンプを支えていただいたボランティアの方々と記念撮影。監督、スタッフ、選手たちはそれぞれ感謝の言葉も伝えていた。そして円陣では、練習生として参加しているユース選手の一発芸で、選手たちは笑顔でキャンプ最後の練習を締めた。

明日はキャンプの集大成となる磐田との静岡ダービー。リーグ開幕が迫ってきた中で、これまでやってきたことがどれだけ出せるのか。結果よりも内容に重点を置くことになる。

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