3/6(水)エスパルスが実施するホームゲーム招待企画『静岡市小学生招待事業』のPRとキャリア教育授業実施のため、加藤拓己選手、猪越優惟選手がホームタウン静岡市の静岡市立長田北小学校（6年生87名）を訪れ、交流を深めました。

まず両選手が自己紹介し、猪越選手とのパス交換が始まりました。猪越選手のパスを上手くトラップし蹴り返す子も入れば、ダイレクトで返す子もおり一蹴り一蹴りに歓声があがりました。また最後には、猪越選手のロングスローや加藤選手のロングキックも披露。間近で見るプロのテクニックに終始大盛り上がりでした。

その後、先生からの質問に答える対談形式で、プロサッカー選手という夢を叶えるまでの道のりを振り返りました。

小学生時代はどんな少年だったかについて聞かれると、結構やんちゃな方でしたと猪越選手。「従兄弟がサッカーを習っていてその影響で小学２年生からサッカーに夢中でした。」と昔を思い出すように話し、「宿題はちゃんとやっていました！」とも話してくれました。加藤選手は「勉強は苦手だったけど、とにかく元気だけは誰よりもありました！」と話し、小学生時代のエピソードとして、雨の日は校庭の水溜りで泥だらけになるまで遊んでいたという加藤選手らしい思い出を語ってくれました。

次に夢を叶えるために努力したことは？という質問について猪越選手は「下手くそなほうだったので人一倍練習していました。」と話し、加藤選手は「もちろんサッカーの練習は大事だけど、勉強も同じように頑張っていました。勉強って正直どこで役に立つか分からないと思うこともあるかもしれないけど、苦手なことを頑張れない人間はサッカーをやる資格はないと思っていたので勉強は頑張っていました。」と力強く話し、好きなこと、苦手なことも同じように努力する大切さを話してくれました。

また、今までで挫折した経験を聞かれると、猪越選手は「自分は中高大と最初から試合に出ていたわけではないです。」と話し、「試合に出れない期間にそれを覆してやろうと思って練習した結果プロになる事ができました。」と話してくれました。加藤選手は「小さい頃からサッカー選手になりたいという夢を馬鹿にされたことも多かったし、それが苦しい時もあった。」と話し、「それでも自分の夢をぶらさないで自分を信じて頑張ってほしいです。」と語ってくれました。

今後の目標をきかれると、猪越選手は「今年はパリオリンピックがあるのでまずはそこを目指して頑張りたいです。」と話し「最終的にはW杯に出たいです！」と自身の目標を話してくれました。加藤選手は「みんなが大好きなエスパルスを日本で一番強いチームにしたいです。」と力強く話し、「あとは今この中でサッカー選手になりたい子がいれば、その子がプロになった時に一緒にプレーできるくらい現役を長く続けていたい。」と話してくれました。

対談形式の最後に今月小学校を卒業し４月から中学生になる児童の皆さんへメッセージを送りました。猪越選手からは「自分も今年大学を卒業して、プロの世界に飛び込みましたが、今でも不安は沢山あります。でも何事にもチャレンジすることで、より良い景色を見ることができると思っているので、皆さんも前向きに努力してほしいです。」と話し、加藤選手は、「世界にこれだけ沢山の人々がいる中で、長田北小で出会うことができた友達は大切にしてほしいです。自分一人で自立して生きていくことも大切だけど、人に頼ることもすごく大事。苦しい時は友達と協力して乗り越えていってください。そしてなにより笑顔で卒業式を迎えてください！」とメッセージを送りました。

最後にこども達からの質問コーナーでは、「エスパルスを選んだ理由は？」「好きな食べ物は？」「サッカーをやっていて良かったことはある？」、「友達は何人いる？」などといった質問があがり、1つ1つ丁寧に答えました。

こども達からの質問に対し、猪越選手は「エスパルスを選んだ理由は、とにかく応援がすごいから。その中でプレーしたいと思い決めました！」と話し、加藤選手は「清水はサッカー王国と言われていて、これだけサッカーが根付いている地域は日本中探してもないと思う。そんな街のチームでプレーしたいと思って決めました！」と話してくれました。また好きな食べ物について猪越選手はハンバーグ、加藤選手はオムライスと答え、児童の皆さんの笑顔が印象的でした。

最後に、代表児童からお礼の言葉を受けた両選手は、「まだ試合に来たことない人はぜひアイスタに僕たちの試合を見に来てください。スタジアムで会いましょう。」とメッセージを伝えました。