1月18日(土) 富士宮市立富士宮第四中学校にて、同校3年生を対象にキャリア教育授業を実施し、エスパルスOB及び現サッカースクールコーチ(ヘッドオブコーチング)の今泉幸広が講師を務めました。
今回の授業は、学校の総合的な学習の時間の授業の中で、2年次からエスパルスについて探究学習を行っていた同校3年の山田さんの「エスパルスに学校で授業を行ってほしい」という想いから実現しました。
エスパルスをみんなに知ってほしい
今泉コーチの授業の前に、山田さん、高木さん、渡井さんの3人による、エスパルスについて学習したことの発表がありました。
「Jリーグやエスパルスを知っていますか?」という問いかけから話が始まり、Jリーグの概要やエスパルス名前の由来、富士宮がファミリータウンであることについて等の説明がありました。さらにブレイクナンバーである23番の例を出して、試合を見る際の注目選手についての紹介もありました。3人のエスパルスを広めたい、興味を持ってほしいという熱い想いが感じられる発表でした。
自分の道
3人の発表後、体育館に移動して今泉コーチの講話が行われました。授業は「自分の道」という題のもと進められ、高校時代に単身ブラジルに渡り、サッカーをしていた経験をもつ今泉コーチが、ブラジルに行くためにどのような行動を起こしたのか、どのような経験をしたのかという話から始まりました。サッカー協会やブラジル大使館に自ら連絡したこと、ブラジルでの言語の壁や文化の違いについて聞いた生徒たちは非常に驚いた表情をしていました。
自分の道は自分で切り拓き、どんな人生を歩むかは自分次第ということを自身の経験とともに語りました。その後、コーチになった後の海外での経験や障がい者サッカーとの出会いについて話し、「自分がすべきことや自分の使命は何なのか?」という疑問を持ったことを語りました。人のために行動する時が最大のパフォーマンスを出すことができるという話に生徒たちはうなずいて聞いていました。
道を決め、進んでいくのは自分自身
次に、今の社会は昔と比べて答えがひとつではないということを、計算式やサッカーの攻撃に例えながら話す中で、「人生の道はひとつではないこと」「チャレンジすることを恐れるのではなく、チャレンジしないことを恐れるべき」「壁に当たるのは成長している証である」とメッセージを送りました。
最後に偉人の言葉を紹介する動画を流した後、「今日という日は昨日亡くなった方の生きたかった明日です。」という言葉を用いて、「みんながここにいるのは当たり前じゃない。当たり前ではないから、何をするべきなのかを決めるのは自分自身だ」と熱く語りました。
質疑応答では、「挫折したときはどうすればいいのか」「通訳になるという夢に向けて、海外で生きてく上でのアドバイスがほしい」などの質問が挙がりました。
最後に全員で集合写真を撮って、講話は終了となりました。
富士宮市立富士宮第四中学校の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。