『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校を訪問し、児童・生徒と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。
「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元プロサッカー選手編)といった授業をホームタウン静岡市にて展開しています。また、地元企業を講師に迎える授業も展開しています。
今回の授業は、静岡市立清水庵原小学校6年生70名を対象に、清水エスパルス ジュニアユースU-13監督の鈴木隼人が講師となり『エスプラス~元プロサッカー選手編~』のキャリア教育授業を実施しました。
授業のはじめに、クラブについての概要を紹介した後、鈴木監督による「プロサッカー選手として大切にしていたこと」「大人になって必要な4つのチカラ」についての講話が行われました。
成長するための原動力とは?
まずは、静岡市出身の鈴木さんがエスパルスの下部組織に所属し、サッカー選手としてどのような道のりで成長してきたのか、当時の新聞記事も見ながら説明していきました。学生時代、プロになりたいと意識し始めたのは高校生頃からで、それまではただただ負けず嫌いな性格で周りに負けたくないという思いで練習をしていたと、昔を思い出しながら語り、現在の仕事については、海外の大会に出場したジュニアユースの選手が「君が代」の斉唱を経て、日本を背負って戦う顔に変わっていく様子や試合を振り返るための資料動画など貴重な映像を交えて話をしてくれました。
プロサッカー選手時代に大切にしていたことの話では、「負けない」「常に全力」「目標を持つ」「応援してもらえるように」の4つのキーワードをあげ、現役時代の自分自身の経験やコーチとして育成年代の選手を指導しているときに感じることを踏まえながら、4つのキーワードの大切さについてわかりやすく子どもたちに話していきました。「常に全力」の部分では、子どもの頃に言われて今でも心に残っている、「明日やろうはバカ野郎!」という言葉を子どもたちに教えてくれました。サッカーに限らず何に対してもチャレンジすること、とにかく後悔しないためにも何事にも全力で取り組むことの大切さを話してくれました。
仕事をする上で必要なチカラの話では、4つの大切なチカラをあげ、その中でも『課題発見力』の大切さについて、「現状のままでは成長はしない。もっともっと良くなるためには、新しい壁を自ら作り、それを乗り越える努力を続けてくこと」と説明しました。途中で育成年代の選手の練習でも取り入れている、体幹トレーニングを体験したりもしました。
最後に「勉強も習い事もやるのは自分。自分で気づき行動しなければ何も始まらない。自分の行動次第で未来は変えることができる。」と子どもたちに力強いメッセージを送り、鈴木監督からのお話は終わりました。
最後に鈴木監督から代表児童にサインが贈呈され、全員で記念撮影をして授業は終了となりました。
静岡市立清水庵原小学校の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
