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三保グラウンドで日々汗を流す選手たちからファン・サポーターの皆さんへ、近況報告をお届けします。
今回は金子翔太選手のインタビュー記事をWebでもご紹介します!
26歳の誕生日(5月2日)は、当日に大分トリニータ戦があったので、多くのサポーターの方から「バースデーゴール、期待してるよ!」というメッセージをいただきました。
自分としては誕生日に関係なく、どんな試合でも出たいという気持ちでしたが、出場するメンバーは監督が決めること。メンバー外になることが決まってからは、すぐ次のルヴァンカップに向けて気持ちを切り替えていたので、当日は家族と過ごし、子どもにバースデーソングを歌ってもらいました。
子どもと言えば、先日、「こどもの日」企画でエスパルスの公式インスタグラムに僕の子どもの頃の写真が掲載されました。
これが僕の子どもの顔にそっくりだって、たくさんの方から言われて。自分でも「同じ顔だな」って思います(笑)。あと、顔以外で僕に似てるのは、体力かな。1歳半ぐらいから昼寝しないし、運動量がとにかくすごい!
最近は、第一次反抗期みたいなものにぶつかっていて、例えば転んだ時とかに、自分が転んだのに「パパ、やだ!」ってずーっと言いながら泣くんですよ。透明なドアや網戸に突っ込んで泣くこともしょっちゅうあって、それも全部、パパのせいだって(笑)
子どもが生まれる前から、親への感謝やリスペクトの気持ちは持っていたつもりでしたけど、子育ての大変さを感じるようになって、本当の意味で親へのありがたみが分かったような気がしています。
ルヴァン杯のベガルタ仙台戦では、PKで今シーズン初ゴールを決めることができました。前半はあまりチームとしてやりたいことができなかったですけど、どんな形でも得点が入れば流れが変わる。僕の得点も、ヴァウドが泥臭くPKを取ってくれたおかげです。
PKは最初、(西澤)健太が蹴りたそうにしていたんですけど、アイツ今、手をケガしているからか、片手でボールを拾おうとして、こぼしたんですよ。それでちょうど僕のところにボールが転がってきたので、これはもう、「僕のものだな」と思って蹴りました。
自分も点が取れたし、試合にも勝てて良かったですけど……反省点としては、僕が“レレマスク”のやり方を忘れてしまっていたこと(笑)。レレ(ディサロ 燦シルヴァーノ)が「3、2、1」ってカウントしている間に、「やべっ! どうだったっけ?」って思い出そうとして、結局、“レレマスク”でもなければ、僕が考えた“Kマスク”でもない、中途半端なポーズになっちゃいました(笑)
チームとしてゴールに向かっていく姿勢を示すこと、ボックスの中に入っていく人数を増やすことは練習から取り組んできた形なので、4得点という結果に結びついたのは良かったと思いますが、欲を言えば、僕も流れの中からの得点が取りたかったし、そのチャンスもあった。そこは、ボールタッチや一つひとつのパスの精度にもっともっとこだわっていかなければいけないと思っています。
ただ、やっぱり“ゴール”って何にも変えられない特別なもので、点を取ったからこそ「もっと! もっと!」って欲が増すし、その欲が点を取らせてくれると思っているので、次の試合も期待してください!