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チラ見せ!「S-PULSE NEWS」S-PULSE PLAYER ―歴史を彩るオレンジ戦士たち【FW編②】

デジタルブック版「S-PULSE NEWS」2022年7月号 VOL.290に掲載された記事をチラ見せ!


2022シーズンにクラブ創設30周年を迎えるエスパルス。《オリジナル10》として、日本サッカー界を駆け抜けてきた30年―。「歓喜」「勇気」「希望」を我々に与えてくれた、忘れ得ぬオレンジ戦士たちをポジション別に振り返る。

文=望月文夫




 サッカーを始めた子どもたちに、最も人気のあるポジションはFWだ。理由は「ゴールをたくさん決めたいから」と目を輝かせる。その最高の瞬間を最も多く味わってきたFW編第2弾の今回は、ポストプレーヤーの周囲を駆け回ったり、裏に抜けフィニッシュまで持ち込んだり、場合によってはウイング的役割でチャンスを演出する選手たちだ。

 とはいえ、FWのタイプや役割は簡単には分類できない。フォーメーションやチームの方針などによって大きく変わってくるということも付け加えておく。まずはクラブ草創期を賑わせた選手たちの登場だ。

地元出身のスター選手たち

 Jリーグ初の公式戦となった1992年ナビスコ(現ルヴァン)カップから、相手DFを翻弄したのが向島建だ。静岡学園高出身で大学を経て日本リーグ(JSL)1部の東芝(現札幌)から、初期メンバーとして加入した。2トップを組んだ長谷川健太らの周囲を、161センチと小柄な身体で厳しいマークをピョンピョンとかわす姿に、付けられた愛称は『牛若丸』。スピードと巧みなドリブルを武器に攻め込み、相手の大型DFに倒され深めの位置でFKを獲得するなど、草創期のオレンジ軍団を支えた。


 向島と同時期にスタジアムを賑わせた一人が、東海大一(現・東海大静岡翔洋)高出身の岩下潤だ。当時のエメルソン レオン監督から「得点感覚に優れている」と高い評価を受け、94年にはリーグ戦24試合出場4得点と存在感を見せた。『キャプテン翼』並みのジャンピングボレーなど華麗なプレーも披露したが、95年限りでチームを去り、現役引退後はエスパルスのアカデミーで指導者として成果を上げている。その岩下より一つ年下で93年に加入した清水東高出身の田島宏晃は、途中出場から流れを変える勝負強さを持ち合わせ、95年には17試合に出場も96年限りでチームを後にした。


全文はエスパルスニュース2022年7月号に掲載。

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