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~KPMGジャパンと考える『S-PULSE SDGs ACTION』対談企画~ 最終回 「エスパルスはホームタウンや社会にどんな価値を創出しようとしているのですか?」

エスパルス 事業本部教育事業部 今泉 幸広

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エスパルス ブランディング推進本部ホームタウン事業部 木村 将也

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エスパルス 事業本部長 森田 芳弘

(聞き手:KPMGジャパン 土屋 光輝氏)


2019年から清水エスパルスが取り組んでいる『S-PULSE SDGs ACTION』について、改めてその活動をより多くの方々に知ってもらうため、エスパルスのSDGs活動やクラブが地域や社会へもたらす価値の可視化に現在一緒に取り組んでいるKPMGジャパンの土屋さんとともに、以下の3回に分けて関係者を交えながら対談を行います。

なお、KPMGジャパンの土屋さんには、日頃よりクラブのSDGs ACTIONへ的確なアドバイスをして頂き感謝しております。


第1回:「サッカークラブにとってSDGsってどんな関係があるのですか?」


第2回:「SDGsに取り組むために、クラブはホームタウンとどう連携しているのですか?」


第3回:「エスパルスはホームタウンや社会にどんな価値を創出しようとしているのですか?」


最終回は、SDGs ACTIONの取り組みの最前線で活動しているエスパルス教育事業部の今泉、ホームタウン事業部の木村と事業本部長の森田を交えて、「エスパルスはホームタウンや社会にどんな価値を創出しようとしているのですか?」をテーマにエスパルスがSDGs ACTIONとして日頃どのような活動をしているのか、さらには、これらの活動が地域や社会にどのような価値を創出しているのかについて対談させて頂きましたので、その模様をお伝えします。


~すべての人に健康と福祉を~

KPMGジャパン 土屋さん:

SDGs ACTIONの中でも最も開催頻度が多く、沢山の地域の方々に参加して頂いている取り組みとして、"すべての人に健康と福祉を"のSDGs目標に関する活動がありますが、エスパルスはこれまでにこの目標に対して具体的にどのような活動を実施し、 地域にどのような価値を提供してきたのでしょうか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

"すべての人に健康と福祉を"のSDGs目標に関する取り組みの中で地域と連携し長く継続している活動は「スポーツ巡回教室」です。年間300園前後の幼稚園・保育園・こども園を訪問しているのですが、1園にだいたい30人位の園児がいると考えると、毎年約9,000人の園児と接し、さらにこの活動は20年近く取組んでいるので、コーチ達はこれまで延べ180,000人位の園児と関わってきている計算になります。

また、最近で言うと「ハッピーシニア」と「未就園児親子運動教室」も力を入れている活動です。


「ハッピーシニア」については、60歳以上の方を対象に脳と身体を一緒に動かすトレーニングを月1回1時間程度実施しています。シニアの方々にはいつまでも健康で長生きして欲しいので、「からだの健康」への効果をもちろん考えていますが、他にも様々な効果があると考えています。例えば、日々前向きに生活できるようになった、笑いが増えた、色々なことができるようになったなど…具体的には、お手玉をギュッと握るトレーニングの効果で、これまで旦那さんに開けてもらっていたペットボトルの蓋を自分で開けられるようになったご婦人もいます。生活の中で目に見えて効果が分かるのはすごく嬉しいことですよね。


「未就園児親子運動教室」は2~4歳児を対象とした親子運動教室ですが、この活動の効果としても、教室の中で最初何もできなかった幼児が1つ、2つと少しずつできることが増え、家の中でもできることが徐々に増えてくるという効果などがあります。


KPMGジャパン 土屋さん:

シニアの方が蓋を開けられるようになったとか、幼児が家でできることが増えたとか、いずれの活動も生活にすごく密着している活動なのですね。


エスパルス 教育事業部 今泉:

"すべての人に健康~"とあるように、サッカーやスポーツのスキルを学ぶというよりは、家に帰っても教わったことが継続できて、家族で改めて運動することの価値を知ってほしいという想いで進めています。子どもであればサッカーが上手くなるとか、スポーツが楽しいというだけでなく、「36の動き」が重要で、子どもにとって跳んだり、跳ねたり、引いたり、押したり、ぶら下がったり、投げたり、蹴ったり…などの動きを教室の中で取り入れて、家に帰ってもその動きをしながら遊んでもらえるようにしています。また、子どもへのコーチングスキルとして親御さんがオーバーアクションで褒めてあげることで、子どもがモチベーション高く継続して取り組めることを教えるなど、生活の中で取り入れていけることを中心に教えています。


KPMGジャパン 土屋さん:

勉強不足でスミマセン…「36の動き」って何ですか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

人間のからだの機能の中で、神経系は6歳までに約90%(20歳を100%とした場合)が発達してしまうといわれています。そのため、それまでに様々な動作をし、神経系に刺激を与えることが必要とされています。簡単に言うと、神経系への刺激を3つした場合、少しのネットワークしかできませんが、100本あるとより沢山の神経系ネットワークがつながり、様々な動きがしやすくなると言われています。この36の動作を幼少期に身につけておくことにとって、その後の年代でいろいろな事にチャレンジしやすくなります。


KPMGジャパン 土屋さん:

子ども達はもちろん、親御さんにとってもコーチングの秘訣が知れるというのはすごく有難いですね。


エスパルス 教育事業部 今泉:

子どもと遊んであげたいけど、どうやって遊んであげたら良いか分からないとか、どう接してあげたら良いか分からないという親御さんは結構多いです。そのような親御さんに対して、コーチング技術から子育てに役立つ沢山の知識を提供することを心がけています。他人の子どもと比べなくていいんだとか、自分の子どもと向き合うだけでいいんだとか、子育てに関する気負いなどが楽になるという効果も与えているようです。幼稚園に通っていない未就園児の親御さんは親同士のネットワークがまだ少ないため、コミュニティづくりにも協力できているのではないかと思います。

KPMGジャパン 土屋さん:

コミュニティづくりという効果は、シニアの方々にとっても重要ですよね。


エスパルス 教育事業部 今泉:

そうですね。シニア世代は家にこもりがちだったり、孤独死なども社会問題となっていますが、ハッピーシニアに参加してもらうことで、からだが健康になるだけでなく、コミュニティができて会話したり、LINE交換したり…最初は一言も発言していなかったシニアの方が今では自分から周りの人たちを誘ったりしている姿もよく見られます。「コミュニティの醸成」という効果も活動を通じて非常に大切にしています。


KPMGジャパン 土屋さん:

「からだの健康」だけでなく、「こころの健康」や「コミュニティの醸成」などにも効果を発揮しているのですね。


エスパルス 教育事業部 今泉:

地域の方々が豊かに生活するためにはこういった点はすごく重要な事と捉えています。エスパルスはサッカーにおける育成・強化だけでなく、子どもやお年寄りの健康にまで気を遣ってくれている、エスパルスが地域にあって良かったと思ってもらうことで、チームを身近に感じ、エスパルスを応援しに行くことに繋がってくると思います。それが「おらがまちのクラブ」のあるべき姿ではないかと思います。


KPMGジャパン 土屋さん:

ということは、これらの活動の場である「エスパルスドリームフィールド」は単なるサッカーを教える場所ではないのですね。


エスパルス 教育事業部 今泉:

はい、「エスパルスドリームフィールド」は当初、地域コミュニティの発信地にしようということで作られました。地域の人びとがそこでサッカーだけでなくそれ以外の話もできる、最近何があったとか世間話や相談事もできる、災害があった時には助け合うこともできる、そこに行けば知り合いが誰かしらいて安心する、そんな場所にしないといけないと思っています。


KPMGジャパン 土屋さん:

「エスパルスドリームフィールド」は憩いの場でもあり、情報交換の場でもあるのですね。

それでは、"すべての人に健康と福祉を"の活動は今後どう発展していきたいですか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

「スポーツ巡回教室」については、これだけ長く活動していると二代にわたって参加している親子もいたりします。クラブとして伝統的な取り組みになっているので、今後も続けていきたいですし、いかに発展していくか、エリアを広げていくかが重要です。他クラブは小学校を訪問する機会も多いですが、おそらく幼稚園への訪問回数はエスパルスがJクラブNo.1ではないかと思います。これはエスパルスとしてはこの年代での運動の大切さを、親御さんにも知ってもらいたいと思っているからです。未来を支えていく子ども達は健康であって欲しいし、子ども達の運動離れを解決しないといけない、運動が楽しいと感じてもらいたいと強く思っています。


~平和と公正をすべての人に~

KPMGジャパン 土屋さん:

次に、"平和と公正をすべての人に"のSDGs目標に関する取り組みとして、人権啓発や障がい者に対する活動を実施していますが、エスパルスはこれまでにこの目標に対して具体的にどのような活動を実施し、地域にどのような価値を提供してきたのでしょうか?


エスパルス ホームタウン事業部 木村:

現在、エスパルスでは人権啓発活動エスパルス福祉基金などに取り組んでいます。普段生活している中ではなかなか考えるきっかけが少ない領域ですが、クラブが関わることで多くの方に発信することができます。

人権啓発活動では、相手の気持ちを考える大切さや他人に対する思いやりの心を育んでいくきっかけになるような活動を静岡市と共に取り組んでいます。毎年12月4日~10日に人権週間があり、その時期に合わせて小学生への人権サッカー教室や啓発イベントを開催しています。クイズ形式で人権について考え、サッカー教室の中でも相手に思いやりのあるパスを出すことを意識したりと人権について考えるメニューを取り入れています。


KPMGジャパン 土屋さん:

子ども達にとっては難しいテーマですが、サッカーを通じてなら興味を持ってくれそうですね。


エスパルス ホームタウン事業部 木村:

はい、子ども達にとっては、人権のことだけ学びましょうとなるとハードルが高く、すぐに忘れられてしまいがちですが、身近で好きなサッカーを通して話すことで分かりやすくなりますし、スポーツの力を使って人権問題を自分事にしてもらう良いきっかけになるのではないかと思います。また、この活動はなかなかすぐに効果が現れる活動ではないかもしれませんが、大人になってエスパルスを目にしたり、応援に行ったりする度に、子どもの頃に体験した人権啓発活動をふと思い出してもらえれば、それで成功なのではないかと思っています。

KPMGジャパン 土屋さん:

次に、障がい者に対する活動としてはどのような活動をしているのでしょうか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

障がい者に対する活動としては、知的障がい者に月4回、聴覚障がい者に月1~2回サッカー教室を開催するなど、7つの障がい者サッカー(切断障がい、脳性麻痺、精神障がい、知的障がい、電動車椅子、視覚障がい、聴覚障がい)をサポートしています。また、精神障がい者には『Orange Heart Project オレンジの鼓動をつなげよう』 を実施していて、企業や静岡市と一緒に就労支援への取り組みを行っています。


KPMGジャパン 土屋さん:

このような障がい者に対する活動で大事にしていることは何でしょうか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

障がい者にできないことがあるように、健常者にも苦手としていることはあると思いますし、一つの個性と捉えるようにしています。これまで障がいは個人の問題と捉えられていましたが、最近は社会の問題とも考えられています。今の社会は健常者が作ったものが多いですが、障がい者が作ったらバリアフリーなどもう少し障がい者へ配慮のある社会になっているのではないでしょうか。

SDGsでは「誰一人として取り残さない社会」を謳っていますが、障がい者へのサッカー教室のメニューを考える際には、例えば、皆で協力しないとできない内容や個人のスキルアップを考えたメニューにしています。その背景には「誰も取り残さない」といったキーワードを描いています。



KPMGジャパン 土屋さん:

まさにSDGs ACTIONですね!他にも何か大事にしていることはありますか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

障がい者サッカーの普及も非常に大事です。世界記録を持っているスイスの車いす陸上競技選手のハインツ・フライさんの言葉で「障がいがない人はスポーツをしたほうが良い。障がいがある人はスポーツをやらなければならない。」という言葉があるのですが、その意味として、1つはスポーツをすることによって「社会性」が生まれるということにあります。障がい者の中には、スポーツをするべきか迷っている人もいます。また、やったとしても上手くできなかったり、自分のせいで負けてしまったと思い込み、どうしても引きこもってしまいがちなことも多いです。そこでエスパルスが一歩踏み出す場をつくり、同じ悩みや想いを持つ仲間づくりの力になれればと思います。


もう1つは「リハビリ」という意味もあります。パラリンピックは戦争で怪我をして帰ってきた人たちのリハビリとして生まれたという話もあります。パラリンピックの名称にもパラレル=平等という意味が込められていて、誰が上でも下でもないという点ではSDGsに通じるものがあります。東京パラリンピックである解説者が、「TVドラマでは車いすの役を健常者の俳優が演じていて、本当の車いすの障がい者が登場するケースはほとんどない。これは障がい者と健常者が分けられてしまっている一例であって、障がい者が社会のあらゆるところで活躍することができて初めて「共生社会」が実現できる。」と話していました。エスパルスでは、障がい者と健常者が混ざり合うきっかけをつくるために障がい者サッカー教室があると考えています。


KPMGジャパン 土屋さん:

障がい者サッカーの普及は共生社会の実現に繋がる活動なのですね。ただ、こういった活動も含めて健常者と障がい者が一緒になって何かをやる時に知識がないとどう接して良いか分からない人もいるのではないでしょうか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

そうですね。私も切断障がい者と初めて接した時は手が無い方や足が無い方に対して目の行き場に困ったことがあります。他にも、何かしてあげたいのにどう接したらよいか、逆に変に思われないだろうかなどと考えすぎてしまって、障がい者が横断歩道を渡ろうとしていた時に声をかけられずに放っておいてしまったということもありました。


でも、障がい者サッカー教室に携わるようになり、障がい者との接し方にも慣れ、障がいを個性と捉えられるようになり、変な配慮をすることが逆に障がい者にとっての偏見になってしまっていることに気付けるようになりました。そういった意味では、障がいはみんなのこころのバリアにあるのではないかと思います。「●●さん!元気?」などとバリアなく声をかけることが、障がい者にとって普通に接してもらえているという実感に繋がります。


エスパルスは、障がい者への活動を通じて、障がい者の人たちがもっともっと社会に出て活躍してもらう場をつくるとともに、スクール生など子ども達に障がい者と日頃から接する機会を与え、共生する環境が当たり前という意識をもってもらうことで、共生社会の実現に繋がると考えて取り組んでいます。

~ジェンダー平等を実現しよう~

KPMGジャパン 土屋さん:

さらに、"ジェンダー平等を実現しよう"のSDGs目標に関する取り組みとして、女子サッカーの環境整備を中心に活動していますが、エスパルスはこれまでにこの目標に対して具体的にどのような活動を実施し、地域にどのような価値を提供してきたのでしょうか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

女子サッカーの普及のために開催している『なでしこひろば』は開催数も増えてきて、女子選手の参加者も年々多くなっています。また、女性コーチの活躍の場をつくることにも力を入れていて、具体的には、各地域や日本サッカー協会主催のイベントなどに女性コーチを積極的に派遣しています。

また、オレンジウェーブというチアリーディングチームが講師を務めるダンススクールを運営しています。ダンスを通じてチアスピリッツを植付ける文化やカリキュラムは、先輩のお姉さん達には責任感を、後輩の子たちには先輩を尊敬し敬う気持ちを醸成するなど、サッカースクールでも参考にしたいエッセンスが数多くあります。


KPMGジャパン 土屋さん:

なるほど。では、"ジェンダー平等を実現しよう"の活動は今後どう発展していきたいですか?


エスパルス 教育事業部 今泉:

今後も女子サッカーの環境整備には力を入れていきたいと思っています。専用グラウンドがないのですぐにはできませんが、いつかは女子サッカーチームを作って、女子選手やコーチがより一層活躍できる場をつくっていきたいです。

~エスパルスが描く価値創造ストーリー~

KPMGジャパン 土屋さん:

本日はSDGs ACTIONの中から、"すべての人に健康と福祉を"、"平和と公正をすべての人に"、"ジェンダー平等を実現しよう"のSDGs目標に関する取り組みについて、具体的な活動とそれぞれの意義など、現場のご担当者の想いも含めてお聞きしてきましたが、オリジナリティ溢れる活動が非常に多いですね。その源泉となっているのが、エスパルスが持つ他のクラブにはない特徴や強みではないかと思います。


最近、企業ではビジネスの源泉となる自社の強みを6つの資本(財務資本・製造資本・人的資本・知的資本・社会関係資本・自然資本)で明確化して、企業の価値創造ストーリーを描いていくことが、将来の方向性を見失わないための羅針盤として重要と言われています。企業は価値創造ストーリーを重要なステークホルダーに対して語ることで、ステークホルダーとのより良い関係構築を図り、企業の価値向上と社会課題の解決の両方を実現していけると考えています。


これをサッカークラブに置き換えてみて、6つの資本で考えた場合、一般的にサッカークラブには以下のような特徴や強みがあるのではないでしょうか。

エスパルス 事業本部 森田:

そうですね。その中でもエスパルスには特に以下の3つの強みがあると考えています。

・日本最高リーグ(Jリーグ)のトップチーム:オリジナル10、ホームグロウン、育成力

・清水におけるレガシー:歴史・過去からの繋がり・伝統

・地域のサッカーの浸透度の高さ:地域住民の生活との密着


KPMGジャパン 土屋さん:

確かにこれらはエスパルス特有の強みですね。それでは、エスパルスのこれらの強みを事業・活動を通じてどのように活用しながら3つの基本理念や「わかちあう夢と感動と誇り」のビジョンの実現に繋げているのでしょうか。


エスパルス 事業本部 森田:

エスパルスはSDGs ACTIONに取り組むずっと前から積極的に地域貢献に取り組んできました。


例えば、エスパルス福祉基金は私が以前担当させていただいていたパートナー企業との取り組みとして2009年に立ち上がりましたが、地域の福祉のために1ゴール=5万円を基金に支援し、これまでに通算約4千万円をご利用いただきました。


それ以外にも多くの活動を通じて地域住民の生活に密着してきましたが、近年、企業などにおいてSDGsへの取り組みが活発化し、地域社会の課題解決への意識が高まってきました。ただ、現状は具体的に何をやったら良いのかよく分からないといった企業が多く、清水におけるレガシーとしての強みを生かしてエスパルスが地域のハブになり、地域社会の課題に一緒に向き合う役割を担うようになってきました。


さらに、日本最高リーグ(Jリーグ)のオリジナル10のクラブであるという強みは、地域No.1のブランドであり、情報発信力があります。エスパルスと一緒に課題解決に取り組み、それを情報発信することで人びとの意識や行動に変化が起き、地域社会が明るくなるというストーリーがあると思っています。


エスパルスとしては、サッカーの試合だけやっていれば良いという訳ではなく、地域での存在意義(なぜエスパルスがこの地域にあるのか)をしっかりと示し、地域のシンボルとなりながら自治体や地元企業とパートナーシップを組んで地域や社会の課題解決にこれからも取り組んでいきたいと考えています。


KPMGジャパン 土屋さん:

この価値創造ストーリーでも示しているように、サッカーやビジネスの活動だけでなく、地域・社会活動も地域コミュニティの醸成や地域課題解決、さらにはエスパルスのビジョン・ミッションの実現のために非常に重要な活動だということが良く分かりました。「SDGs ACTION」は地域・社会活動の中心的な活動として今後も注目していきたいと思います。



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