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【イベントレポート】12/21(木) 静岡市立清水小島小学校にて『エスプラス ~針と鍼の違い編~』を開催

『エスプラス』は、エスパルスの選手・スタッフ・クラブ職員がゲスト講師となり、静岡市内の小中学校、高等学校を訪問し生徒と共に学ぶホームタウン次世代育成プロジェクト。「エスパルス」に様々なものを「プラス」して新たな授業を行う「エスプラス」としてブラッシュアップし、地元企業を講師に迎える授業も展開いたします。


12/21(木) 静岡市立清水小島小学校にて、クラブパートナーのセイリン株式会社よりゲスト講師1名を迎え『エスプラス』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~針と鍼の違い編~」を実施しました。


授業のはじめに、エスパルスのマスコットキャラクターや選手についてのクイズを行いました。その後エスパルスとパートナー企業、地域とのつながりなどを紹介。そして、セイリン株式会社の開発部の阿部春子さんをゲスト講師に迎え、「仕事をする時に必要なチカラや大切にしていること」について学びました。パートナー企業としてエスパルスとどのように関わっているか、また阿部さんが仕事をする上で「必要なチカラ」は何かなど、分かりやすくお話していただきました。


セイリンでは、治療で使われる鍼を作っています。人の体には361個のツボ(経穴)があり、鍼を打つことで血の流れがよくなり体が元気になります。また、セイリンは世界初の使い捨ての鍼を販売し、感染症をきっかけに、ドイツなどの海外でも使用されています。今回は、ツボや鍼の体験として、教員2名にセイリンの商品である『こりスポッと』を体験していただきました。こちらは、ステンレスの鍼ではなく、プラスチックの粒で体に貼り、ツボを押す製品です。鍼が怖いという方にも抵抗なく、また、金属アレルギーの方も使用することができます。教頭先生や岡田先生は「痛みもなく、何も感じないです」と痛みは全く感じなかったようです。先生の手に貼られた『こりスポッと』を見た児童たちはその小ささにとても驚いていました。


次に阿部さんから仕事内容と仕事をする時に大切にしていることを教えてもらいました。


阿部さんは、「鍼灸師さんや鍼灸を受ける人たちに、役立つ製品を開発しています。仕事をする上で、分かりやすく伝える【発信力】を大事にしています。自分の思っていることは言葉にしないと伝わりません。ただ、相手のことを考える必要があります。どうしたら自分の思っていることを伝えることができるのか、どうしたら相手もハッピーになるのか考えて話をします。」と自身が気を付けていることを伝えてくれました。


質問コーナーでは「開発の仕事をどうして選びましたか?」と質問されると、阿部さんは自身の先輩とのエピソードを交えながら人の役に立つ仕事のやりがいについて教えてくれました。


最後に、阿部さんから、「当たり前のことをなぜと思うことはとても重要です。タッチパネルはなぜ反応するのか、なぜ、鉛筆は文字を書けるのか、なぜ空は青いのか、周りには仕組みの分からないものがたくさんあります。なぜを追求することによって世の中の発明はできています。なぜと思う心を大切にしてください。」とメッセージを送り授業を締めくくりました。

静岡市立清水小島小学校6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

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