『エスプラス』は「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業。2011年度より静岡大学教育学部、静岡市との協働事業として実施しているエスパルスドリーム教室を2020年度よりブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元サッカー選手編)、エスパルス+キャリア教育+企業といった授業をホームタウン静岡市、ファミリータウン市町で実施しています。
地元の企業の話を聞いて、大人になって必要なチカラについて考える
7/11(木) 富士宮市立芝川中学校にて、コアレックス三栄株式会社(富士宮市)、コアレックス信栄株式会社(富士市)にご協力いただき、同校全校生徒112名を対象に『エスプラス ~ファミリータウン富士宮市版~』「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~リサイクル企業編~」を実施しました。
コアレックスは、リサイクルされた紙を使用してトイレットペーパーなどさまざまな製品を製造している会社です。エスパルスと協働で、市内の子どもたちに下敷きを配布したり、雑がみ回収箱を設置したり、富士宮市の子どもたちにとっても身近な企業です。
本授業は、芝川中に隣接する芝川公民館のくれいどる芝楽という立派なホールで行われました。まず、静岡本社運営部の鈴木さんから、地元企業であるコアレックスの取り組みをSDGsや環境問題の視点も含めて紹介していただきました。
授業の中でコアレックス製のトイレットペーパー(再生紙)と他社製のトイレットペーパー(パルプ)の触り比べクイズにチャレンジしたり、最新の工場の写真で分別の様子を見たりする中で、コアレックスの技術力の高さを学びました。また、リサイクルされたものを使うことが、本当のリサイクルであることも同時に教わりました。
そして、「仕事をする上で必要な4つのチカラ」を、製造工場で営繕職をされている遠藤さんにお話していただきました。「主体性」「課題発見力」「創造力」「発信力」の大切さについて、仕事のどのような場面で必要なのかを含め、ていねいに伝えてくれました。その後の質問コーナーでは、「なぜその職業についたのですか」「眠くなってしまったときはどうしますか」など、仕事に関する質問が多くあがりました。「勉強が嫌いなのですが、どうしたらよいか」という質問に対しては、「まずは好きな教科や自分の興味があるものを見つけること。どんなことが将来の自分につながっていくか今はわからないから、いろんなことを頑張ってみてほしい」と力強いメッセージを送ってくれました。最後に代表の生徒さんから、授業の感想とお礼の言葉を受け、授業が終了しました。
富士宮市立芝川中学校の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。 授業にご協力いただきましたコアレックス三栄株式会社、コアレックス信栄株式会社の鈴木様、遠藤様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。