エスパルスは静岡市と連携し、三保松原の保全啓発活動を実施しています。8月10日(土)株式会社故紙センタートヨタ様にご協力いただき、静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」にて小学生の親子を対象に夏休み学習イベント『パルちゃんと一緒に親子で学ぼう!三保松原』を開催しました。
エスパルスと三保松原のつながり
最初に、エスパルススタッフより『エスパルスと三保松原のつながり』について紹介しました。エスパルスの練習場やクラブハウスはみほしるべからも近く、世界文化遺産 富士山の構成資産三保松原の‘構成資産バッファゾーン’に位置します。これまでにも、トップチームやアカデミー選手、スタッフが三保松原の保全活動に参加してきました。現在トップチームで活躍する宮本航汰選手は三保出身の選手です。
また、2013~2018シーズンにはオフィシャルユニフォームに「三保松原から見える富士山柄」を採用、これまで三保松原にて様々なプロモーション撮影を行ってきました。最近では、ブラジルデーの際に袴を着て撮影したブラジル人選手の写真はご覧になられたでしょうか。
そして、エスパルスを通じてもっと三保松原の魅力や保全活動が大切なことを知ってもらうために、昨年より保全キャンペーンを開催したり、スタジアムイベントを実施したり、オリジナルイラストを作成し啓発を行っています。
パルちゃんとクイズに挑戦!
エスパルスと三保松原のつながりを学んだ後は、みほしるべ館内を巡りクイズにチャレンジです。エスパルスオリジナルデザインのクイズシートを持ってスタートすると、パルちゃんが登場!パルちゃんは周りにはすぐに子どもたちの輪が広がり、「パルちゃんの耳は現代版の何がモチーフになっている?」といった問題のヒントを出してくれました。
三保松原について学ぼう
そしてみほしるべスタッフとクイズの答え合わせをしながら三保松原についての知識を深めました。「海の近くに松が多いのはなぜ?」「なぜ松じゃないとダメなの?」といった解説を聞き、松原が風やしお、砂から私たちの生活を守ってくれていることや、松脂が生活の中で活用されていることなどを学びました。参加者の皆さんは親子で答え合わせをしながら、真剣な様子でお話を聞いてくれました。
熊手を持って松葉かきを体験!
講義のあとは羽衣の松の近くに移動し、実際に松葉かきを体験しました。熊手で松をかき集め袋に詰めていきます。猛暑の中でしたが、親子で協力しながら松葉を集め、短い時間でもあっという間に袋がいっぱいになりました。松が別の木に移り変わってしまうことを防ぐために松葉かきなどの保全活動が必要です。広い松原を守るためには、より多くの人の力が必要なことも実感してくれたようでした。
終了後のアンケートでは、「はじめてのまつばかき、たのしかったです。みほのまつばらをもっときれいにしたいです。」「松をまもるにはもっと松葉かきをしたらいいと思います。」「今日みたいにボランティアで進んでとりくめば、きれいな風景をのこせるとわかりました。今日のことを伝えます。」といったコメントが寄せられました。
イベントにご参加いただいた皆様、静岡市・みほしるべの皆様、協力企業様、ありがとうございました。