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《エスパルスアプリ更新》【4/29FC東京戦】試合後コンテンツ配信情報

MATCH REVIEW

発表されたスターティングリストから、陣容を予想するのはいささか困難だった。センターバックを本職とするのは高橋祐治のみ。一方で宇野禅斗、マテウス ブエノ、弓場将輝とボランチを主戦とする選手が3人も名を連ねていた。そのうち1枚が後ろに回ると考えられたが、最終ラインに入ったのはアグレッシブな守備が持ち味の宇野だった。


秋葉忠宏監督は試合後の会見で「緊急事態があった」と振り返る。そして宇野のセンターバック起用は「まったくトレーニングできていないなかでのぶっつけ本番だった」と明かした。しかし、この起用は決して不安の種とはならなかった。宇野がセンターバックに回ったことで急遽スタメンとなった弓場も含め、「最高の評価に値する仕事をしてくれた」と指揮官は2人のパフォーマンスを称えた…

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試合後監督コメント

秋葉忠宏監督

まずは前節から8日間空いた中で選手たちがスタートからエネルギッシュにハードワークをしたところ。いつも言っているが、技術、判断、アイデアがある選手がどれだけサボらずにハードワークするか。どれだけインテンシティを上げられるかが大事だと伝えているので、チーム事情としては緊急事態がいろいろあった中だが、誰が出てもしっかりハードワークをしてみせたところがこの勝利に繋がったと思う。また、この味スタで4,500人以上のサポーターファミリーが、オレンジ色の大歓声で我々にエネルギーとパワーを与えてくれたおかげで選手たちは最後までハードワークできたと思う。


ゲームが進んでいく中で嬉しかったのは、緊急でセンターバックをやった選手がいたり、弓場が先発で出て攻守に素晴らしく効いていたことなど色々あるが、最も嬉しかったのはピッチの中で判断して3バックと4バックを使い分けたこと。途中、我々の指示では3枚にして少し落ち着かせようという時間帯もあったが、ピッチの中で選手たちが4枚のほうが攻守において良いという判断をして、自分たちで勝ち筋を見つけながらゴールを奪いに行き、勝利するために最も効果的なものを考えてプレーしてくれた。


我々はピッチの中の肌感覚を大事にしているチームであり、それをしっかりと実行してクリーンシートで勝点3を取るという、非常に大人のチームになってきたなと思う。ピッチの中での柔軟性や対応力、自分たちの肌感覚を大事にしながら戦ってくれたことが一番嬉しかったし、本当に「監督はいらない」というようなチームになってきていると思う。選手たちの肌感覚を大事にしながら、また自分たちの好きなことをやるのではなく、どうしたら勝てるのかを考えながら、引き続き柔軟性を持ってやってほしい。


また、中3日ですぐ名古屋戦があるので、対グランパスさんにとって何が一番勝つ確率が上がるのかを考えながら準備したい。


――センターバックで起用した宇野選手はマルセロ ヒアン選手相手にも身体を当てて頑張っていたが、評価は?


まずは最高の評価に値する仕事をしてくれたと思っている。プロのレベルでポジションが変わるのは簡単なことではないし、正直言うと昨日いろいろとアクシデントがあり、トレーニングでもできなかった形をぶっつけ本番でやってみせてくれた。それは弓場もそうだが、2人ともインテリジェンスの高さがあり、日頃から素晴らしい準備をしているからこそ、こういう対応ができたと思う。自分のポジション以外のこともミーティングでしっかりと聞いてくれているということであるし、我々はそういう素晴らしいポリバレントな選手たちばかりなので、どのポジションに入ってもハイレベルなプレーをしてくれることは強みだし、最大級の賛辞を贈りたい。


――前半は互角に近い試合だったように見えたが、後半に向けて修正したこと。


はっきり伝えたのは、前半は少し自陣でパワーを使いすぎていたこと。いつも言っている大事なことは、ビルドアップには興味がないので、いかに相手陣地でパワーを使えるか。いかに早くシンプルに入っていけるかだと思っている。前半はキーパーへのバックパスが多く、背後に行けるシーンを何度も逃していたので、我々のフットボールはどこでパワーを使うべきなのかという話をした。選手たちはすぐに理解してくれて、よりゴール前に速く迫り、ゴール前で仕掛けること、アイデア、パワーを出す回数を増やしてくれた。言葉で言うのは簡単だが、それを理解してハーフタイムに修正できたことは、やはり我々には素晴らしい選手たちがいると改めて感じた。


――試合中のシステム変更において、どんなマネジメントをしたのか。


いつも言っていることは、最終決定権はボランチにあるということ。別に戦術は何でもいいと思っているがピッチの中の11人が同じ絵を描くこと、同じ行動をすることが最高の戦術だと思っている。その決定権を全てボランチに与えているので、4枚にするのか3枚にするのか、プレスに行くのか多少構えるのかなども含めて最後はボランチが決定して、それに向かって全員でプレーしようという話を口酸っぱくしている。もちろん乾や吉田、高橋といった経験のある選手も意見を出してくれているが、前と後ろで意見が別れてしまった時はボランチが決定するという約束を作ってあるので、それを全員で行動に移せた形だと思う。


――追加点を奪った乾選手の評価。


もちろんコンビネーションで崩すのも美しいゴールではあるが、組織を壊すのはやはり個の能力だと思う。技術、アイデアがある選手が我々にはたくさん揃っているのでその力を存分に発揮させたいし、今回はそれを発揮して独力というか個の力で取ってくれたことは非常に素晴らしいと思っている。ただ、(乾)貴士はホームでなかなか点を取っていないので、そろそろホームでも見せてほしい。次の国立は我々のホームゲームなので、貴士のゴールが見たいなと思う。



試合後選手コメント

乾貴士選手

得点シーンは、(弓場)将輝からすごく良い縦パスが来て前を向けた。そういうシーンがなかなかなかったのでああいうボールを要求していて、あの時間帯でやっと受けられた。最初はタンキに出そうかとタイミングを見ていたが少し難しかったので、シュートを選択した。シュートはたまたま入ったと思うが、2点目を取れたのはすごく大きかったと思う。相手選手が来ていたのは分かっていたので股を抜くイメージはできていて、綺麗に通ってくれた。歳を取ってきてなかなか…


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吉田豊選手

(3バックと4バックの使い分けで意識したこと)ベンチから「3」という声はあったが、ピッチの中で4枚のほうが良いんじゃないかという話があり、4枚を継続的にやった部分はピッチの中の肌感覚を大事にやったことを監督も尊重してくれた。その使い分けを上手くできたのは良かった。

使い分けをリードしていたのは誰だろう? 俺はちょっと…

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弓場将輝選手

(3バックか4バックかの決定権はボランチにあると秋葉監督は話していたが)60分ぐらいに3にしろとベンチから言われて3にしたが、ハマりが悪かったので貴士くんと話して4のほうが良いと言って、ピッチの中で変えた。そうしたら追加点も取れたので、秋葉監督もピッチ内の肌感で変えてくれたのは助かったと言ってくれたし、選手主導でできたのは良かった。

いつでも準備はしていたし、いつ出てもいつもどおりやればいいというメンタルでいたので…

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宇野禅斗選手

試合でセンターバックとしてプレーしたのは中学生以来。代表選手を見ても遠藤航選手だったり、長谷部誠さんだったり、ボランチを主戦場としている選手がセンターバックでプレーすることはある。そういった意味で、複数ポジションでプレーできるのは選手としての幅が広がるので大事なことだと思っているし、ポジティブなことだと思っている。チームを助けるという意味でも複数ポジションできるのは良いことだと思うし、他のポジションをやることによって他の選手たちがどう見えているのかを理解できる機会になる。ただ、それでも“自分はボランチの選手だ”というところを…


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