「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業として実施している『エスプラス』は、エスパルスの選手、スタッフ、また地元企業の社員がゲスト講師となり、小中学校を訪問し児童生徒と共に学ぶ‘ホームタウン次世代育成プロジェクト’です。
地元の企業の話を聞いて、大人になって必要なチカラについて考える
企業とのコラボレーション授業として開催した今回の『エスプラス』は、コアレックス三栄株式会社(富士宮市)、コアレックス信栄株式会社(富士市)にご協力いただき、同校の5・6年生27名を対象に『地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業~リサイクル企業編~』を実施しました。
コアレックスは、リサイクルされた紙を使用してトイレットペーパーなどさまざまな製品を製造している会社です。IAIスタジアム日本平にもエスパルス×コアレックスオリジナルデザインのごみ箱を設置しています。エスパルスと協働で子どもたちにクリアファイルを配布しており、また市内の小学校に雑がみ回収箱を設置するなど、富士宮市の児童にとっても身近な企業です。
静岡本社運営部の鈴木さんから、SDGsや環境問題の視点から『つくる責任・つかう責任』について、地元企業であるコアレックスの取り組みを紹介していただきました。
授業の中で児童たちは、コアレックス製のトイレットペーパー(再生紙)と他社製のトイレットペーパー(パルプ)の触り比べクイズにチャレンジしました。
子どもたちからは、「全然違いが分からない」「色が少し違うかな」「どのトイレットペーパーも柔らかい」などの声が上がり、再生紙で作られたトイレットペーパーでも使い心地に変わりはないことを体感し、コアレックスの製品開発の技術力に驚いた様子でした。また、リサイクルされたものを使うことが、本当のリサイクルであることも同時に教わりました。
そして、仕事をする上で「必要なチカラ」について製造工場で営繕職をされている遠藤さんにもお話していただきました。仕事をする時に必要なチカラ4つの中で、遠藤さんは、『問題を見つける/課題発見力』の大切さを伝えてくれました。「壊れているところを見つけたり、直したりするのも大事だけど、特に大切にしていることは機械が壊れないようにすること。機械のSOSに気づくことです。音や動き、振動を気にかけるようにして、故障や事故を未然に防ぐことを心掛けています。」と話してくれました。
児童からの質問タイムでは、「このプリント何枚でトイレットペーパー1ロールができるの?」「一年間紙ごみを回収したら、何ロールできるの?」「コアレックスの社名の由来は?」など素直な疑問や、鋭い質問が出てきました。その一つ一つに丁寧に答えていただき、児童も真剣に聞きメモを取る姿が見られました。
授業終了後は、全員で記念撮影を撮った後に、コアレックスからエスパルスとコラボしたトイレットペーパーがプレゼントされ、受け取った児童から喜びの声が溢れました。
富士宮市立白糸小学校の5・6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
授業にご協力いただきましたコアレックス三栄株式会社、コアレックス信栄株式会社の鈴木様、遠藤様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。