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【イベントレポート】11月27日(木) 富士市立吉原北中学校にて『エスプラス ~ファミリータウン富士市版~ リサイクル企業編』を開催 (協力:コアレックス信栄株式会社)

「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業として実施している『エスプラス』は、エスパルスの選手、スタッフ、また地元企業の社員がゲスト講師となり、小中学校を訪問し児童生徒と共に学ぶ‘ホームタウン/ファミリータウン次世代育成プロジェクト’です。


地元の企業の話を聞いて、大人になって必要なチカラについて考える

企業とのコラボレーション授業として開催した今回の『エスプラス』は、コアレックス信栄株式会社(富士市)にご協力いただき、同校の2年生111名を対象に『地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~リサイクル企業編~』を実施しました。


コアレックスは、リサイクルされた紙を使用してトイレットペーパーなどさまざまな製品を製造している会社です。IAIスタジアム日本平にもエスパルス×コアレックスオリジナルデザインのごみ箱を設置しています。エスパルスと協働で子どもたちにクリアファイルを配布しており、また市内の小学校に雑がみ回収箱を設置するなど、富士市の児童生徒にとっても身近な企業です。また、静岡本社運営部の鈴木さんからは、これまでリサイクルが難しかった難再生古紙を再資源化させる独自の技術が評価され、世界的なイベントである東京オリンピックや大阪・関西万博で事業契約を結び再生トイレットペーパーを会場内に還元する取り組みを紹介していただきました。生徒たちからは地元の身近な企業の活躍を知って、驚きの声があがりました。

授業の中で生徒たちは、パルプが原料のトイレットペーパーと古紙が原料のトイレットペーパーの触り比べクイズを行いました。「全然違いが分からない」「色が少し違うかな」「どのトイレットペーパーも柔らかい」などの声が上がり、古紙から作られたトイレットペーパーでも使い心地に変わりはないことを体感し、コアレックスの製品開発の技術力に驚いた様子でした。また、リサイクルされたものを使うことが、本当のリサイクルであることも同時に教わりました。

そして、仕事をする上で「必要なチカラ」について製造工場で営繕職をされている遠藤さんにもお話していただきました。仕事をする時に必要なチカラ4つの中で、遠藤さんは、『問題を見つける/課題発見力』の大切さを伝えてくれました。「壊れているところを見つけたり、直したりするのも大事だけど、特に大切にしていることは機械が壊れないようにすること。機械のSOSに気づくことです。音や動き、振動を気にかけるようにして、故障や事故を未然に防ぐことを心掛けています。」と話してくれました。

生徒からの質問タイムでは、「仕事をしていてやりがいを感じるのはどんな時ですか」「今の仕事に就いたきっかけは?」などの質問に一つ一つ丁寧に答えていただき、生徒も真剣に頷きながら聞く姿が見られました。最後に「これからの生活で進学や就職といった色々な進路がある中で、どんどん積極的にチャレンジしてほしい。時には失敗したり挫折を経験したりすることもあるかと思います。そういうものを乗り越えていって、仕事やスポーツや趣味などでやりがいを感じながら様々な経験をして、いい大人に成長していってください。」とメッセージを送り、授業は終わりました。

富士市立吉原北中学校の2年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。 授業にご協力いただきましたコアレックス信栄株式会社の鈴木様、遠藤様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。

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