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【2021シーズン新体制発表記者会見】記者会見レポート 代表取締役社長、ゼネラルマネージャー会見

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1月15日(金)、清水エスパルスの2021シーズン新体制発表記者会見が行われました。

今年はオンライン会議システム(ZOOM)を用いて、約60名のメディア各社を集め、2020新ユニフォームの発表、社長・GM会見および2021クラブスローガン発表、その後、新監督・新加入コーチングスタッフ紹介、新加入選手の紹介が行われました。

会見の模様は以下の通りです。


■エスパルス 代表取締役社長 山室 晋也

いつも清水エスパルスを応援頂き誠にありがとうございます。本年もまたよろしくお願い致します。私から新体制発表会に先立ちまして当クラブの経営状況につきまして簡単に触れさせていただきます。


2020年度は新型コロナウイルスの直撃を受けましてチケット収入、パートナーの皆様からの広告収入、その他大きな影響を受けまして非常に厳しい内容となりました。現在集計中ですが約7億円ほどの売り上げが低下、昨対比低下する見込みであります。この厳しい経営環境の中、コスト削減等努めましたが最終的な自力の収益としてはかなり厳しい状況でございます。事業継続性を確保するために、責任企業である鈴与グループ様からコロナ対策の特別追加協賛金を頂く事で今季の決算を乗り切れる見込みであります。


2021年度のシーズンに向けましては、トップチームの編成につきましても2020年度同様鈴与グループからの多額の特別支援を頂戴しながら、例年通りの強化を行うことができました。厳しい経済環境、事業環境を乗り切るにあたり、鈴与グループをはじめとしたパートナー企業の皆様、応援頂いているファン・サポーターそして地域の皆様あっての我々エスパルスであるということを改めて痛感しここに感謝する次第であります。

2021年トップチーム強化予算はほぼ例年並みを予定しておりますが、補強内容としては十分な事前調査、適格な補強ポイントの整理によりまして本日発表の通り充実した戦力を整えることができました。詳細については後ほど大熊GMより説明させて頂きます。

昨シーズンは強いエスパルスを再構築するために、新たな1歩を踏み出したシーズンでした。コロナ禍という未曽有の困難な中でも変わる勇気を失うことなく前に進んで参りました。そして今シーズンは昨年並みのハードな試合日程下での4チーム自動降格と、非常に厳しいシーズンとなっております。非常に重い重圧と難局を貫き突破して突き進んでいくシーズンであります。我々が今シーズン目指す姿をこのスローガンに表現しました。

PENETRATE。ペネトレイト・言葉の意味は「貫く」「突き進む」「突破する」といった意味です。大きな壁があろうとファン・サポーターの皆様とクラブが一体となって突き破り、新たなステージを駆け上がるシーズンにしたいと考えています。

今シーズンも引き続き皆様の応援をよろしくお願い致します。



■エスパルス ゼネラルマネージャー 大熊 清

まずもって、今まで清水エスパルスを築き上げてくださった方々全てに感謝を申し上げさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございます。

昨シーズンは新しい出発・サッカーのスタイルを主導権を握るサッカーをやろうということでピーター・クラモフスキー監督のもと出発しましたが、そのスタイルを確立する上でなかなか厳しい試合が続きました。その中で内容の良い試合もありましたが、相手が非常に研究した中で、結果というものが出なかったということもあります。それでもサッカーのスタイル・方向性を築き上げ、方向性を示してくれたと思っております。昨シーズン平岡監督が引き継いだ中で、「戦う集団」球際であったりハードワークするというその原点の所を抽出してもらいチームを立て直してもらったということは非常に感謝をしております。

この2021シーズンは攻守に主導権を握るサッカーをゴールに向かってやっていくという大きな目標。そして平岡監督が原点回帰してくれた球際だったり、戦う集団ということを鑑みて今シーズン、ロッティーナ監督を招集させてもらいました。社長からもありましたように、鈴与グループ様そしてパートナー様、スポンサーの方々に大きなご支援を頂いて11人の新たな選手を迎え入れる事ができました。
本当に感謝をしております。

また、後で監督については説明もさせてもらいたいのですが、選手を平等にフラットに見ながら雰囲気的には非常に優しい感じがあるんですけども、厳しさをもった監督だと思っております。攻守に主導権を握るサッカーについては、守備の為に守備をやるのではなくて、いい攻撃をする為に守備を構築、ユニットを構築しているというサッカーをしております。逆に攻撃のところをやりきる事で、高い位置でいい守備ができるという考え方であります。そういう意味ではボールのない攻守の切り替えだったり、ハードワークということをベースに我々が踏襲すべく攻守に主導権を握るサッカーをしっかりと新たな11人と既存の選手とでいい化学反応を起こし、いいチームを作ってくれると思っております。是非一緒に戦ってもらいたいと思っております。

また、今シーズンに当たっては降格4チームそしてオリンピックがありE1があったりといろいろな大会があって本当に未曽有の超過密日程になると思っております。その中でも、目標としては清水エスパルスは過去も今も未来もみんなでACLのタイトルを狙っていかなくてはいけないチームだと思っております。未曽有の苦しい厳しいシーズンをチームだけではなくて、ファン・サポーターご支援頂いたスポンサーの方と喜べるように、しっかり1試合1試合戦っていきたいと思っております。

今シーズンに至っては、コロナ対策あり、「チーム力」を超越した「クラブ力」が必要なシーズンだと思っております。チームの他にファン・スポンサーの皆様を含めた「クラブ力」で厳しいシーズンを乗り越えて目標を達成し、皆様と結束・結団して戦っていきたいと思いますので、是非応援の方そして一緒に戦って頂きたいと思っております。

よろしくお願い致します。



≪質疑応答≫

---今シーズン2年目を迎えますが、サポーターは山室・大熊体制に非常に期待がもてるストーブリーグとなりました。これはクラブとしてはどういった気持ちの表れなのでしょうか?


■大熊GM

この補強については監督が決まる前から動いていた部分もあります。清水エスパルスが築き上げたいい部分を踏襲しつつ、この2シーズンを見ると大量失点であったり、連続失点があったり給水であったり一番集中しないといけない時間に失点をしてたりという所を考えて、キャプテンシーがあったり、ポジションポジションにいい意味で個性のある選手を揃えたいということを考えて動いておりました。

その中で過去一緒にやった事のあるロッティーナさんが自分のスタイルを築くべくリクエストが出てきた事も事実の中で、「上手い清水エスパルス」でなく皆さんが希望している「強い清水エスパルス」を築きたいという事で動いておりました。

相手も必死になってこの未曽有のシーズンの補強をしているので、満足かというとこの世界100%満足とは言えないですけど、足りない部分を補えて既存の選手といい化学反応を起こしてくれれば十分に皆様と喜べる清水エスパルスを築けるかと思っております。

是非、応援の程よろしくお願い致します。




---新型コロナの影響で、政府が全ての国と地域から外国人が入国出来ないという事になる様なのですが、エスパルスの外国人選手・スタッフの現状を教えて下さい。

■大熊GM
残念な事もあるのですが、エウシーニョ選手については72時間前の再入国については許可が出ております。ただ出国の72時間前のPCR検査において、陽性・陰性の判断がつかないという状況で、今ブラジルの方にいる状態です。再検査を経て再入国という予定になっております。

ウィリアムについては、政府の方針で新入国の選手に関しては入国が一時停止になっている状況となっております。少なくとも2月7日までは入国は一時中断となっているので、現時点では未定となっております。今は現地でのコンディション作り含めてしっかりコミュニケーションをとりながら早く合流出来るように、いい体調を維持しながら早く全員が揃うように努力を全力でしていきます。



---7億円近い売り上げの低下があると冒頭でも話がありました。今年もコロナ禍で厳しい状況が継続される形になりますが、昨年就任1年目でグッズの販売に関して、新たな取り組みをされたり独自色を出したりされてますけど、今期社長としてクラブ経営の件で取り組んでいきたいことですとか、こんな目標設定をしている等ありましたらお聞かせください。

■山室社長
昨年いくつかの事に取り組んでおりますが、引き続き今シーズンの前半においてコロナ禍での感染対策でかなり影響をうけるのかなという事で若干の修正をしている所であります。遅くとも夏以降秋にかけては通常の運営ができるのかなということで、今の段階では申し上げられませんが、大きなチャレンジをやってみたいなと思っております。

基本的には制限があったとしても満員の基準が8割という事でスタジアムのキャパの制限の8割のサポーターに来ていただくということを今シーズンの目標の1つにしております。

グッズとかいろいろ提携もやりましたので、皆様が喜んでいただけるようなグッズの提供であったり早く手元へ届けるとかいろんな形での面白い取り組みをどんどんやっていきたいと思っております。


---政府の入国制限にからんだ選手の話をお聞かせ頂いたが、監督とコーチに関しても今回外国籍の方が何人か新たに入られますけど、そちらの方は明日からのチームの始動に影響の方はどうなっていますか。

■大熊GM
サンタナですがブラジルは州によってビザの発行が違うので、サンタナについてはもう入っております。隔離期間の制約を逸脱しない範囲で、軽く体を動かしながら17日に合流予定です。再入国組も他の3人は昨日入ってきております。ただ、PCR検査や隔離期間があるので、制限を逸脱しない範囲でスムーズに合流出来るように工夫しながら1月の末には合流出来ると思っております。

監督、ヘッドコーチ、フィジカルコーチに関してもまだ隔離の期間があります。直接指揮をとる事はまだ出来ませんが、隔離期間中もWEBを使ったり、練習内容を徹底する等の工夫をしながら、時間を有効に使って初戦に向かってキャンプも含め準備をしていけたらと思っております。


動画はこちらから


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●【2021シーズントップチーム選手背番号決定のお知らせ】
●【2021シーズンクラブスローガン決定】

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