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【イベントレポート】7月3日(月) 富士宮市立富丘小学校にて『エスプラス ~ファミリータウン富士宮市版~ リサイクル企業編』を開催 (協力:コアレックス三栄株式会社・コアレックス信栄株式会社)

7月3日(月) 富士宮市立富丘小学校にて、『エスプラス ~ファミリータウン富士宮市版~』を開催しました。


『エスプラス』は「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業。2011年度より静岡大学教育学部、静岡市との協働事業として実施しているエスパルスドリーム教室を2020年度よりブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元サッカー選手編)、エスパルス+キャリア教育+企業といった授業をホームタウン静岡市にて展開しています。また、2021年度よりファミリータウン市町でも新たに実施しています。

企業とのコラボレーション授業として開催した今回の『エスプラス』は、コアレックス三栄株式会社(富士宮市)、コアレックス信栄株式会社(富士市)にご協力いただき、同校の6年生140名を対象に『地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~リサイクル企業編~』を実施しました。


コアレックスは、リサイクルされた紙を使用してトイレットペーパーなどさまざまな製品を製造している会社です。IAIスタジアム日本平にもエスパルス×コアレックスオリジナルデザインのごみ箱を設置しています。エスパルスと協働で子どもたちに下敷きを配布しており、富士宮市の児童にとっても身近な企業であります。今回の授業では、SDGsや環境問題の視点から『つくる責任・つかう責任』を考えながら地元企業であるコアレックスの取り組みについて理解を深めました。


授業の中で児童たちは、コアレックス製のトイレットペーパー(再生紙)と他社製のトイレットペーパー(パルプ)の触り比べクイズにチャレンジしました。子どもたちからは、「パルプと再生紙の違いが分からない。」「トイレットペーパーとして使うなら再生紙でも問題ない」など、コアレックスの製品開発の技術力に驚いた様子でした。静岡本社運営部の鈴木さんからは、コアレックスとエスパルスが行っている雑紙回収の話があり、「今回の雑紙の回収によって、地球温暖化のもととなるCO2を約4253㎏減らすことができました。これは、車で北海道から鹿児島までを5回往復するぐらいの量です。多くのCO2の排出を抑えることができました」と話すと子どもたちは驚きながらも真剣に聞いていました。

そして、仕事をする上で「必要なチカラ」について製造工場で営繕職をされている遠藤さんにお話していただきました。その中で遠藤さんは、『問題を見つける/課題発見力』の大切さを伝えてくれました。「自分が一番大切にしていることは機械が壊れないよう機械のSOSに気づくことです。変な音や振動を常に感じて働いています。生産に遅れが出ないように素早く修理しています」と自身が常に気を付けていることを話してくれました。


質問コーナーでは、「使った後の紙皿の汚れは、リサイクルしたときに色に残らないですか」という質問に対して鈴木さんは、「たくさんの水を使って古紙をきれいにしていきます。汚れや色のついたものを何度も洗い、皆さんが触ったトイレットペーパーのようにきれいにしていきます」と水を使ってきれいにされている工程を丁寧に説明してくれました。


最後に、鈴木さんから、「僕たちコアレックスもリサイクルされたトイレットペーパーで使い心地の良いものを作るために、色々な設備、機械、作り方でたくさんの失敗をしています。その中で、成功をしてきれいなトイレットペーパーを作ることができています。皆さんも、どんどん興味があることをやってみてください。その中で気づけること、感じたことが出てくると思います。たくさんのことにチャレンジして大きくなってください。」とメッセージを送りました。


授業終了後は、コアレックスからエスパルスとコラボしたトイレットペーパーがプレゼントされ、受け取った子どもは嬉しそうな笑顔を浮かべていました。

富士宮市立富丘小学校の6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

授業にご協力いただきましたコアレックス三栄株式会社、コアレックス信栄株式会社の鈴木様、遠藤様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。

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