静岡市×東海大学×エスパルス 環境について考える!
5/31(金)に静岡市立清水三保第二小学校にて小学6年生を対象に『静岡の海を守るために~三保海浜のプラスチックごみ削減~』静岡市 環境出前授業が行われ、(株)エスパルス ホームタウン事業部のスタッフが参加しました。
この授業は、静岡市のごみ減量推進課と東海大学人文学部が主体となっているユニークプロジェクト SeaMyPlasと協働で、SDGsについての理解を深めると同時に、環境問題を自分事と捉え、自身の生活や行動が変化するきっかけとすることを目的に実施しました。
まず静岡市ごみ減量推進課 加藤さんより「プラスチックごみの現状について」の説明が行われました。静岡市で一年間に発生する可燃ごみは13万トンを超えており、その中のプラスチックごみの80%を占めるのが使い捨てプラスチックごみだそうです。そのごみの影響で海が汚れたり、魚がごみを誤飲してしまったりすること。そして、マイクロプラスチックごみを食べた魚を私たちが口にすることで人体に悪影響を及ぼす可能性があることなどの説明がありました。三保の海に近い学校ということもあり、プラスチックごみの問題に関心が高い児童も多く、自分たちの生活と比較しながら話を聞く様子が見受けられました。
その後、エスパルスが行っている地域貢献活動や環境への取り組みについての説明を行いました。サッカーと環境問題は深い関わりがあることを説明し、脱プラスチックに向けたさまざまな取り組みや、環境にやさしいプラスチック素材の下敷きの作成・配布、海岸清掃や三保松原の保全への参加など、エスパルスが実施している活動を紹介しました。
キーワードは、アップサイクル!
授業後半では、東海大学CLC SeaMyPlasが取り組む『アップサイクル(クリエイティブ・リユース)』について、CLCの望月さんより説明がありました。CLCは、ごみとして集められるマイクロプラスチックを、キーホルダーなどのアクセサリーにするなど、学生主体で環境保全活動を行っている団体です。児童たちは、ごみとして捨てられるものがきれいなキーホルダーとして再生・活用されていることにびっくりしていました。その後、グループごとに「海洋プラごみを使ってできるもの」を考えるワークショップを行いました。静岡をモチーフにしたキーホルダーや、サッカー観戦の記念になるもの、試合の応援で使えるものなど、小学生ならではのアイデアがたくさん出ました。9/7(土)のホームゲームでは、プラスチックごみ削減のPRを行うためブース出展を行います。マイクロプラスチックの観察コーナーや、今回出たアイデアの中からいくつか採用し、実際にプラごみを再生するワークショップを行う予定です。どのアイデアが採用されるのでしょうか。興味のある人は、9月7日にぜひスタジアムへお越しください!
静岡市立清水三保第二小学校の皆様、静岡市ごみ減量推進課の皆様、東海大学CLCの皆様、ありがとうございました。