『エスプラス』は「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業。2011年度より静岡大学教育学部、静岡市との協働事業として実施しているエスパルスドリーム教室を2020年度よりブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元サッカー選手編)、エスパルス+キャリア教育+企業といった授業をホームタウン静岡市、ファミリータウン市町で実施しています。
地元企業コアレックス×エスパルス
7/8(月) 富士市立天間小学校にて、『エスプラス ~ファミリータウン富士市版~』を開催しました。
企業とのコラボレーション授業として開催した今回の『エスプラス』は、コアレックス信栄株式会社(富士市)にご協力いただき、同校の6年生64名を対象に『地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~リサイクル企業編~』を実施しました。
コアレックスは、リサイクルされた紙を使用してトイレットペーパーなどさまざまな製品を製造している会社です。IAIスタジアム日本平にもエスパルス×コアレックスオリジナルデザインのごみ箱を設置しています。また、エスパルスと協働で子どもたちにクリアファイルを配布しており、市内の小学校に雑がみ回収箱を設置するなど、富士市の児童にとって身近な企業です。静岡本社運営部の鈴木さんから、SDGsや環境問題の視点から『つくる責任・つかう責任』について、地元企業であるコアレックスの取り組みを紹介していただきました。
本当のリサイクルとは?
授業の中で、再生紙のトイレットペーパーを使用する人が減っているデータを見て、再生紙で作られたペーパーは使い心地が良くないのではと予想が挙がりました。そこで、コアレックス製のトイレットペーパー(再生紙)と他社製のトイレットペーパー(パルプ)の触り比べクイズにチャレンジしました。子どもたちはじっくり観察したり、においを嗅いだりしていましたが、「全然違いが分からない」「どちらもやわらかい」と違いが分かる人は少なく、再生紙で作られたペーパーでも、使い心地に変わりはないことを体感しました。使う側の責任として、リサイクルされたものを使うことが、本当のリサイクルであることも同時に教わりました。
社会に出て必要なチカラとは?
そして最後に、仕事をする上で「必要なチカラ」について製造工場で営繕職をされている遠藤さんにもお話していただきました。仕事をする時に必要なチカラ4つの中で、遠藤さんは、『問題を見つける/課題発見力』の大切さを伝えてくれました。小学生からの質問タイムでは、働くことについてたくさんの質問が出ました。「なぜコアレックスを選んだのか」という質問に対しては、「地元に戻ってきて、貢献したいと思った」「SDGsなどの取り組みを地域とともに広げていく仕事に魅力を感じた」と回答がありました。子どもたちは、普段は聞くことのできない大人の話に真剣に耳を傾けていました。
富士市立天間小学校の6年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。 授業にご協力いただきましたコアレックス三栄株式会社、コアレックス信栄株式会社の鈴木様、遠藤様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。