「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業として実施している『エスプラス』は、エスパルスの選手、スタッフ、また地元企業の社員がゲスト講師となり、小中学校を訪問し児童生徒と共に学ぶ‘ホームタウン/ファミリータウン次世代育成プロジェクト’です。

今回の授業は、富士市立広見小学校にて、同校小学6年生の101名を対象に「地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~クラブスタッフ編~」の授業を実施し、(株)エスパルス ホームタウン事業部の松浦凌大が講師を務めました。
サッカーチームを支える仕事と、仕事をするときに必要はチカラ
最初に、エスパルスの概要紹介で、エスパルスの名前に込められた思いやお隣の静岡市出身の選手・パルちゃんファミリーについて紹介しました。次に、クラブスタッフの松浦より、「エスパルスを支えるスタッフの仕事」や「仕事をする時に必要なチカラ」についての話がありました。
ホームタウン活動の話では、エスパルスがホームタウンやファミリータウンなど、地域の方から愛されるクラブになるために、試合以外で様々な地域貢献活動(選手の学校訪問や環境授業、環境保全や市町のPR活動など)を行っていることを話しました。また、ファミリータウンである富士市との取り組みで、クリアファイルを制作し贈呈式を行った時には、デザインについて富士市や企業と意見を調整したり、取組を取材で取り上げてもらえるようにメディアに情報を発信したりするなど、表からは見ることができない仕事についても紹介し、児童たちはとても興味深そうに話を聞いていました。
ホームタウン活動についての話を終えると、「どんなイベントがあれば、富士市や広見小学校が盛り上がるかな?」というテーマで話し合って意見を出し合ってもらいました。児童たちは「学校にサッカーを教えに来てもらいたい」「選手の握手会やサイン会を開いてほしい」「エスパルス主催のサッカー大会を開いてほしい」など、素直な思いや意見をたくさん出してくれました。
次に、仕事をする上で必要なチカラの話では、「行動力」「課題発見力」「創造力」「発信力」の4つのチカラが仕事のどの場面で必要になるのかを説明し、その中でも特に「行動力」の大切さについて説明しました。様々な企画は自分の工夫次第でより良いものになる。受け身の姿勢ではなく主体性をもって仕事に取り組むことを心がけている、と話しました。
児童の皆さんからの質問タイムでは、「エスパルスの中で好きな選手は誰ですか?」など素直な疑問から鋭い質問まで多く出てきました。その一つ一つに丁寧に答えていき、児童の皆さんも興味津々で聞く姿が見られました。「家にグッズはどれくらいありますか?」という質問に対して、「自分は子どもの頃からサポーターだったので、ユニフォームだけで20着くらい」と答えた時には、驚きの声があがりました。積極的に挙手をしてくれましたが、時間が来たので質問コーナーは終わりとなりました。その後、代表児童から挨拶をいただいた後にみんなで写真を撮って、授業は終わりました。
富士市立広見小学校の児童の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
